アールグレイ日和

春畑 茜(短歌人+里俳句会)のつれづれ。
降っても晴れても、そこにサッカーはある。

十二月十五日

2006年12月15日 12時41分48秒 | 短歌あれこれ
気がつくともう十二月半ばになっていた。
上顎ガンの疑いで入院した義父は、検査の結果「悪性リンパ腫」とのことで、
私の実家の母と同じ病気であった。
現在は入院しながら抗がん剤の治療を受けている。
実家の母の方は自宅で療養しながら、週に数回「血液外来」に通院し、ひきつづき治療を受けている。
ふたりとも順調に治療がすすんで、新年が迎えられることを祈るしかない。

私自身は抑うつ状態がよくならないままに夏秋がすぎ、
先日から少し異なる種類の薬を処方されている。
それで劇的によくなるということでもないが。
とにかくストレスを少なくすることと休養が必要なわけだが、
幼児との生活でそれを望むのはそもそも無理なことだろう。

そんなあれこれがあって、家族とも相談の上、
3年ほど参加していた「中部短歌会」を今月退会した。
(中部短歌会の皆様にはほんとうにお世話になりました)

これからも短歌を続けてゆきたいという思いはつよく私の中にあって、
ひきつづき「短歌人」で続けてゆけたらと思っている。



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今週はちび鯱が風邪で数日発熱していたので、
ほとんど家にこもったままだった。
今日は晴れたり曇ったりしているが、抑うつ状態の者にとって
この季節はあまりよくないのだと医師が言っていた。



クリスマスのイルミネーションなど、街はあちこちで
一時的に華やいだ雰囲気になる。
そんな中にいるとより一層孤独のようなものを感じることがある。
はじまりがあれば必ず終りがあって、終りはことさらさびしさを纏う。
生まれるときも死ぬときも
たましいというものは、結局はひとりぼっちなのである。



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(けふの即詠/十二月十五日)

・二百年のちもしづかに雲はあれ自由が丘に平和が丘に  (春畑 茜)





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(画像は「写真KAN公式サイト」さんよりお借りしました)