goo blog サービス終了のお知らせ 

アールグレイ日和

春畑 茜(短歌人+里俳句会)のつれづれ。
降っても晴れても、そこにサッカーはある。

弥富の金魚

2007年02月15日 19時45分46秒 | 短歌あれこれ
3連休やバレンタインデーほか、あっという間に過ぎて、今日は15日。
今月は28日までなので、いよいよJリーグ開幕まであと2週間+2日に迫った。
書店で週刊サッカーマガジンの「2007年Jリーグ全選手写真名鑑」も買い、
あとはスカパーの放送チャンネルを確認するのみである。
今日の朝刊でオシム・ジャパンこと日本代表メンバー(A代表)が発表されている。
ついに、あのノボリ(沢登)から清水エスパルスの10番をひきついだ男、
藤本淳吾(MF)が選ばれている。
まだスタジアムで実際に藤本のプレーを見たことはないが、テレビで見る限り、
さまざまな面でバランスのとれたいい選手であることは間違いない。
あとはイビチャ・オシム監督が使うかどうか、だけだ。



*
おかげさまで実家の母の悪性リンパ腫は経過良好、白血球の数値が低い点が心配なだけで、
検査の結果ほかへの転移もみられず、ようやく普段通りの生活に戻ることとなった。

 ※母の病気に際しては多くの方々に励ましをいただきました。
  ほんとうにありがたく、ここに感謝申し上げます(ぺこり)。


同じ悪性リンパ腫で入院中の義父のほうも、現在抗がん剤治療継続中である。
義父はとにかく病院食であろうと食事をちゃんととることのできる人で、
そのおかげか、すっかりやせ細るということもないようだ。
この点、私などは見習わなくてはと思う。
義父にもこのまま順調に回復してほしいものだ。




*
閑話休題。
3連休中にわが赤鯱家3名は、西へ車を走らせること二十数km、
金魚養殖日本一の「弥富市」へ行った。
弥富市は、むかし弥富町であったが、
平成18年春に十四山村を合併し(平成の大合併)、弥富市になった。
弥富市の公式サイトはこちら↓
http://www.city.yatomi.aichi.jp/index.html

そのサイトにある「弥富金魚の歴史」によれば、
金魚養殖の聖地は大和郡山(奈良県)、ということになろうか。
弥富市はさすがに金魚のまちだけあって、市のキャラクターマークは金魚の「きんちゃん」だそうだ。
ちなみにサブキャラクターまであって、こちらは文鳥。

それで、はるばる弥富市へ着いた赤鯱家総勢3名の目的は、
「琉金をちょっと数匹買いたい」
と、ただそれだけであった。
国道沿いの小売店にも寄ったが、思ったほど値段が安くないどころか、
高級金魚がずらっとならんでいた。
その値段にほぼ完敗状態の3名は、気を取り直し、
国道より数キロ南に入ったところにある養殖池方面に向かった。
今は小売はしていない(<卸しのみ)という某養殖池の主にたのみこみ、
琉金(やや小さめ~中ぐらい)5匹と黒出目金(小)1匹を
売ってもらった。涙がちょちょぎれるくらいに安かった。
こうして6つのいのちを譲り受けたからには、たいせつにせねばの、
と、以来わたくし「赤鯱家のジュビロ磐田応援隊」(<なんだよそれ!)は、
一応金魚のエサ係をつとめている。
今まで孤独に泳いでいたちいさな琉金1匹は、
突然同じ水槽の仲間となった6匹に負けず劣らず、競争たくましく育っている。

ところで、その弥富市には、東勘助、西勘助、勘助走、といった地名があって、
「おお、こんなところにも勘助が!」
と、思わず大河ドラマ「風林火山」の山本勘助を
思いうかべてしまったのだった(<特に関係はない)。



「風林火山」についてはまた後日。




*
(けふの即詠/二月十五日)

・七匹がほどの金魚が餌を競ひみづのおもての朝を乱るる  (春畑 茜)





ポスト

2007年02月07日 19時19分17秒 | 短歌あれこれ
ここ数日の陽気に梅もほころぶ名古屋にございます。
姫椿のすでに咲き始めたところを過ぎ、とある敷地内に
タンポポの綿毛状になっているものをいくつか発見したのでございます。
秋も暮れのころに咲いてしまったのでございましょうか。
「立ち入り禁止」の柵をうらめしく眺めて戻ってまいりました。



・旧年の鬱のつづきに立つポスト  (春畑 茜/「里」2007年1月号)



その「立ち入り禁止」の柵に沿ってすこしばかりいったところに
はるはたのよく立ち寄るポスト其の一が立って居りました。
そこからさらに通りを5分ほど歩いて少し北へ上がったところに
よく立ち寄るポスト其の二が立って居りました。
「大奥」ではございませぬが、そのほかにも私のよく立ち寄るポストは
おおよそ五乃至六ほどございます。

ある晴れた日のことでございました。
東国の蓮田というところより、ふみが届いたのでございます。
「そちにはたくさんの寵愛するポストがあろうけれども、
この度はかならずひとつだけを選び、正室として書くように・・・云々」

それから幾日かが過ぎてはゆきましたが、
いずれの姫君を正室のポストと選べばよいのやら
未だにはるはたのこころは揺らいでいるのでございます。
紫の上、夕顔の君、朧月夜、花散里、
明石の君・・・(<それって「大奥」じゃなくて「源氏物語」だってば!)

この続きにつきましては、
「短歌人」5月号にモノクロ写真入り掲載の予定にございます。
みなさま、ぜひご覧くださいませ(<まずは早く原稿書けって!)。






*
(けふの即詠/二月七日)

・われの背に「やめろバイキンマン!」と告ぐテレビのこゑのふたたびみたび (春畑 茜)





『きつね日和』批評会御礼、ほか

2007年02月05日 20時27分22秒 | 短歌あれこれ
2月3日は『きつね日和』批評会にございました。

地元からまた遠方から、批評会に ご出席くださったみなさま、
ほんとうにありがとうございました。

また、お忙しい中パネリストをつとめてくださった
加藤治郎さん、中津昌子さん、東直子さん、松村正直さん、
司会の荻原裕幸さん、ほんとうにありがとうございました。
お疲れさまでした。

そしてこの会を支えてくださった多くの方々に御礼申し上げます。

おかげさまで、私自身のこれからにとって
たいへん有意義となるご意見を 多く賜りました。
ここに御礼申し上げます。
ほんとうに、みなさま、ありがとうございました。





*

ほんのいっとき、加藤治郎さんvs大辻隆弘さんの、
まるで川中島の戦いの信玄対謙信とも思われるような激論(?)の場面が
ございました。
(↑どちらが信玄でどちらが謙信の役かは謎として)。
はるはた、思わず見とれておりました。

・・・・・何も言いますまいて(<十分言ってるんだけど)。



*
そんなわけで、
「サッカーはトラップが命」とか、
「どんなポジションでもソツなくこなせ」とか、
「サイドチェンジはすばやく大きく展開」とか、
「攻撃はリズムやテンポがたいせつ」とか、
「試合にも練習にもうつくしい芝(ピッチ)が重要」とか、
「浦和レッズにいっても阿部勇樹を応援するのか」とか、
・・・・・
最終的には
「サッカーの美学のさらなる追求を」というところに
落ち着いたかと思われます(<ほんとかよ)。


ご出席くださったみなさま、応援してくださったみなさま、
ほんとうにありがとうございました。

これからもサッカーとジュビロと阿部勇樹と詩歌を愛するはるはたを
どうぞよろしくお願い申し上げます。






明日は『きつね日和』批評会

2007年02月02日 09時17分19秒 | 短歌あれこれ
『きつね日和』批評会、いよいよ明日となりました。
名古屋は明日「晴れ」の予報となっております。気温は先週より低めです。
パネリストの皆様、近郊よりご参加くださる皆様、
遠方よりお越しくださる皆様、
どうぞ道中お気をつけてお越しください。

明日、批評会および懇親会で皆様にお目にかかれるのを
たのしみにしております。
どうぞよろしくお願いします。

1月26日

2007年01月26日 13時47分24秒 | 短歌あれこれ
今日は永井陽子さんの命日。
亡くなられたのは2000年のこの日だった。
それから7年。





*
(けふの即詠/1月26日)

・時じくの香の木の実を机に置けりけふ陽子忌の午後のひかりに  (春畑 茜)


          ※香=かく  ※机=き






*
(画像は「写真KAN公式サイト」さんよりお借りしました)