《 真珠の首飾りの少女 》
画家 フェルメール
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浮かび上がる・・《5つの謎》
★《真珠の首飾りの少女》・・・謎めいた表情のあの少女がオランダからやってきた 17世紀オランダの画家《ヨハネス・フェルメール》(1632~75)が描いた《真珠の耳飾りの少女》のこと 6月30日開館・・東京都美術館で開かれている その瞳は誰を見つめ、唇は何を語ろうとしている?
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5つの謎とは
★《ターバンの青》・・・別名《青いターバンの少女》と言う ターバンの青が印象的 顔料はラピスラズリでウルトラマリンブルーとも呼ばれ高価な画材です ウルトラマリーンはひときわ鮮やかな発色、純度の高い顔料を惜しみなく使ったらしい この青を引き立てるのが補色の黄色です
★《真珠の輝き》・・・顔と比較すると長さ3cm 《真珠》は本物だろうか、それとも誇張? 少女の顔は左上方からの光に照らされている 耳飾りは顔の影になり、鮮やかに反射しないはずだがどうなんだろう
★《瞳》・・・少女の瞳が左右で微妙にずれる モデルを前にした画家は、様々な角度からモデルを見つめる 左目とその周囲はやや上方から見下ろすような視線、他の部分は水平な視線でとらえています 謎めいた印象が深まる
★《つやめく唇》・・・軽く開いた唇は誰に何を語ろうとしているのだろう 光の魔術は唇にも見られる 下唇の大ぶりな光の反射と左の広角に小さなハイライト
★《古代風の衣装》・・・着物に似た抜き襟のようだが 最初は着物のような服を考えていたのかもしれない 17世紀のオランダでは着物風の《ガウンが流行》したようだ 袖付けの背中側にタックがあることから、後ろ側が膨らんだパフスリーブの上着に仕上がった 製作期間は約1ヶ月・・・と記録される
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★画に癒されます・・・画面に溢れる穏やかな光が醸し出す《静謐さ・高貴さ・精神性》を感じる独特の《青》・フェルメール・ブルーの魅力に惹かれます 絵画鑑賞であること以上にその静かさに人々は《癒される》のだと思います
★肖像画《トローニ》・・・経済発展を遂げた17世紀のオランダでは、結婚・誕生・名誉職への就任を記念して肖像画が注文された 人物画《トローニ》も流行した トローニとは・・・オランダ語で頭部の習作を意味し、人物の表情や性格を探るため画家が自由に創作した人物像
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上野公園
2012・9・9(日) 気温35度
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新装・・東京都美術館
裏通りまで人の行列がつづく
ビデオ鑑賞
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★35度の猛暑の一日・・・2012・9・9(日)フェルメールの最高傑作《真珠の首飾り》を都美術館にて40分待ちし入場した オランダの画家フェルメールは大人気 前回(2008・11・30)の時も1時間並びました
《新装なった》・・東京都美術館
《真珠の首飾り》・・を一目見ようと縦列
《Am11:00入場》・・40分並んだ
《Pm13:30退場》・・裏通りまで人垣がつづく
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《真珠の首飾りの少女》
《43歳・没》・・画家の生涯は神秘のベールに
2012・9・9(日)
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