ベトナム旅行記：2日目その8 -「See You Again」：デタム通り・ホーチミン市

De Tham Street, Ho Chi Minh City, Viet Nam

さてさて、カイベーの街を中心に訪ねたメコンデルタへのツアーも帰路に向かう時間となりました。


西に傾き始めた太陽が、メコン川の川面を照らします。もうメコン川も見納めです。


カイベーを出発し、約2時間かけてホーチミン市に戻るのですが、車窓で目につくのは相変わらず原付の数です。
現地に住む知人に教えてもらったのですが、原付には大人の二人乗りは法的に認められているそうです。
そして、大人一人につき子供一人を同乗させてもいいので、最大でいうと大人二人、子供二人の四人乗りも
法律的には認められているんですよ。とはいえ、子供を肩に乗せたりしている女性を見ました。
あれで落下事故とかないんですかねぇ。


これはちょっとわかりにいくいのですが、二人乗りをしている原付が並んで走りながら、ずっと喋っているんですよ。
まず、声が聞こえるんかいなと思うのですがねぇ。時速は６０ｋｍくらいですから、ワタクシには真似できません。


車窓に、原付の後ろに座ってお弁当を食べている女性の姿を見ました。
また、後ろに座って本を読んでいる女性の姿も見ました。すごいバランス感覚だと思いつつ、事故が無いのが不思議です。
そんな車窓の様子を眺めているうち、日が暮れたホーチミンの街にワタクシ達は到着いたしました。
マイクロバスはツアー会社のオフィスがあるデタム通りという通りに帰ってきたんです。
デタム通りというのはバックパッカー達が集まる場所で、バックパッカー向けの安宿や
今回利用したようなツアー会社が集まっている通りなんです。


お世話になった日本語ガイドのニャンさんともお別れです。心から「またお会いしたいです」と言葉を交わしました。
家人は「ちょっとだけ日本ハムの大谷クン似てないかな」と言うのですが、どうなんでしょうね。


ワタクシ達に気を使ってくれたイスラエル人のフィリップさんともお別れです。
この日がベトナム滞在最後の日で、翌朝から香港に行くのだと言っておりました。
お互いに「See You Again」と握手をして別れました。「日本が好きなので行くつもりだよ」と言っていたので、
京都あたりで再会できればうれしいなぁ。


バックパッカー街は夜の帳を迎えておりました。すでにほろ酔い気分の欧米人たちが通りを歩いています。
ワタクシ達は、この通りからホテルまでは歩いて20分程ですので、歩いて帰ることにいたしました。


ベンタイン市場の近くの露店で家人は果物を買いました。どれでも1パック30000VND(約170円)なんです。
マンゴーを買ったのですが、美味しかったなぁ。

使用したカメラ：1～4枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T1


イスラエル人のフィリップさんは人種的には当然ユダヤ人です。日常はヘブライ語を話すそうです。
(フィリップさんは6か国語を話すと言ってました)
私達日本人はユダヤ人に対して特に偏見はありませんが、白人にはユダヤ人への偏見を持つ人も多いんですよ。
フィリップさんが「日本が好きだ」と言った時に、「日本には人種差別が無いからね」と付け加えたことが
私にはすごく心に残ったのでした。


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