さらなる高みへ-長野県伊那市：仙丈ヶ岳

Mt.Senjougatake, Ina City, Nagano Pref.

さてさて、ワタクシ達は最高の快晴に恵まれながら、長野県伊那市の仙丈ヶ岳を登っていました。
8月24日に台風20号が日本を通過して行ったので、まさに台風一過の晴天でした。


甲斐駒ケ岳は花崗岩でできた山なので、山頂付近が白っぽく見えるんですよ。
よく「雪が積もっている」と間違える人がいるのですが、雪ではなく花崗岩の色なんですね。


標高が高くなるに連れて、富士山の姿がよく見えてきます。日本一高い富士山、二番目に高い北岳。
仙丈ヶ岳を登る時は、このそろい踏みを眺めながら歩くんですよねぇ。


今年の秋は残念ながら泊まりがけで登山に行くことが出来ませんでした。
真っ赤に色づくナナカマドを見たかったのですが、休日出勤が多く、また土曜日に法事などがあり日程が取れませんでした。


来年は9月末か10月初めに北アルプスに行き、彩錦の山々を眺めたいですねぇ。


中央アルプスが見えてきました。真ん中の一番高い山が木曽駒ケ岳（2956m）です。
写真でいうと右奥に中央アルプスよりも高い大きな山が見えていますが、これが御嶽山（3067m）です。
平成26年の大爆発は、記憶に新しいですね。


いよいよ山頂（3033m）が見えてきました。こうして見ると、仙丈ヶ岳って美しい山だなぁと思います。
山頂直下は山をスプーンでえぐったような地形になっていますが、この地形をカール（圏谷）と呼ぶんです。
カールは氷河によって侵食された椀状の谷なのですが、仙丈ヶ岳には三つのカールがありまして、
正面に見えているのは小仙丈カールという名前がつけられています。


正面に仙丈ヶ岳の山頂が、そして左奥には南アルプス南部の山々が見えてきました。
夏山でここまで空気が澄み、展望が開けるのはなかなか無いんですよねぇ。


南アルプスの主峰群が一望です。左に北岳、北岳から緩やかな尾根を右に（南に）いくと間ノ岳（3190m）。
間ノ岳は富士山、北岳に次いで奥穂高岳と並んで日本３位の高さの高峰なんです。
右奥に見えているのが塩見岳（3047m）で、さらにその奥には荒川岳や赤石岳も見ることが出来ます。
ああ、なんて幸せな登山なんでしょう。なんて素敵な光景なのでしょう。

PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.co.jp/activity/2309044

使用したカメラ：FUJIFILM X-Pro2


私と登山や撮影行によく同行する、相棒の「今では晴れ男さん」なのですが、
かつては「恐怖の雨男」と呼ばれるほど、天気運の悪い人だったんですよ。
最近は歳をとったせいでしょうか。雨パワーが弱くなったようで、その方が私にはありがたいのです。


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