よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

赤い野点傘-奈良県東吉野村:高見の郷

2024年05月05日 | 奈良(奈良市以外)
Takaminosato, Higashi Yoshino Village, Nara Pref.

さてさて、満開のしだれ桜が見頃を迎えた「高見の郷」も、朝8時頃になって徐々に人が増えてきました


このような逆光の状態で撮影することを嫌う人も多いですが、ワタクシは花や新緑、紅葉などを撮影する時は逆光が好きです。
ワタクシのカメラは露出補正ダイアルが軍艦部にあるので、逆光の時などの露出補正が簡単に出来るので便利です


写真で一番つまらないのは順光ですよね。立体感がなく、のっぺりとした写真になってしまうんですよ。
ワタクシは朝や夕方の斜光の中で撮影するのが一番好きかなぁ


朝の8時に開店する露店がありました。ここでは旬のタケノコを炭火で焼いて「焼きタケノコ」にして売っていました。
これは食べないわけにはいきません。ゆず味噌を塗って焼いていただきました


この焼きタケノコ、美味かったんですよ。柔らかくって美味しかったなぁ


真っ赤な野点傘がいつの間にか立てられれていました。もともと貴人や高僧へ差し掛けるための傘を大きくしたのが始まりらしいのですが、
秀吉が主催した北野大茶湯において、朱傘を立て葦垣で囲んだ茶席を設けたことで秀吉が大層喜んだそうで、
そのことがきっかけとなって野点傘が今のような使われ方になったそうです。(もちろん諸説ありますが)


秀吉は「お花見」にも関わりの深い人物で、まず有名なのが5,000人が5日にわたって集った奈良「吉野山の花見」ですな。
そして、近江など各地から集めた700本もの桜を京都の醍醐寺に植林し、建物や庭園を造って行った「醍醐の花見」でしょう


まあ、秀吉という人には「風流」「優雅」という素養は全くなかったでしょうが、「絢爛豪華」「ド派手」が大好きな人なので、
華やかな桜というのは彼にとっては魅力的だったのでしょうね


この日の桜も絢爛豪華。秀吉の時代には高見の郷はありませんでしたが、秀吉がもしこの桜を見ることが出来たのなら、
きっと大満足したことでしょう

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


今はそうでもありませんが、昔から大阪人って豊臣秀吉を好きな人が多いんですよ。
もちろん大阪城を築いて、大阪の発展の礎を作ったのが秀吉だというのもあるのですが、
大阪人って低い身分、卑しい家柄から自らの才覚、努力によってのし上がった人物を好むんです。
そんな大阪人に愛される代表的な人物が豊臣秀吉と松下幸之助じゃないかと、私は思うんですよ。



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