Elevador da Bica, Lisbon, Portugal
さてさて、家人と別れてバイロ・アルト地区に来たワタクシなのですが、ワタクシには見たい光景があったんですよ。
リスボンというとケーブルカーが有名なのですが、リスボンには三本のケーブルカーがあるんです。
その中で、ビッカ線という路線が一番有名で、リスボンの観光写真などでよく使われているんですよ。
向こうにはテージョ川、そしてビルに囲まれた急斜面な道を黄色いレトロな車両が行き来する。
この光景が見たくて、ワタクシはこの場所にやって来たんですよねぇ。
ところが、どうも様子がおかしいんです。というのは、ケーブルカーの車両は見えるのですが、
いつまでたっても車両がやって来ないんです。というか、車両が動いている気配が無いのです。
ワタクシ、停車場の傍でビールを飲みながら喋っている三人組のオッサン達に
「ケーブルカーは運転していないんですか?」と訊いてみると、
「一時間ほど前にメカニックのトラブルがあって、それから動いていないよ」
「さっきから修理しているから、そのうち動くと思うよ」
「単純なメカニックだから、そんなに修理に時間がかかることはないだろう」というようなことを、
陽気な三人組のオッサン達はビール片手に答えてくれました。
まあ、なんということでしょう。せっかくビッカ線に乗りに来たのに、運転がストップしているんですよ。
ワタクシは落胆しそうになりましたが、考えてみたらこういう光景もなかなか見られるものではありません。
車両が動かないのなら、ワタクシが動いて車両の方に行くことにしました。
地元の人は動かない車両を不思議そうに眺めたり、観光客は動かない車両の前で記念写真を撮ったりしています。
これが日本なら「早く運転しろ」と声を荒げる人もいるでしょうし、
ケーブルカー側も「ただいま全力で運転再開を目指して応急処置をしています」というような説明もあるでしょうが、
そういうことが何もないというのが、大らかでいいなぁと思います。
ケーブルカーの下に頭を突っ込んで修理をしているオッチャンも、周囲の人と談笑しながらの作業です。
さほど必死になって作業をしているようには見えません。まあ、運行出来ないからといっても、
坂道を300m足らずの距離を運転するだけのケーブルカーですから、さほど大きな影響があるわけでもないですしね。
外国に行くと時間がゆっくり流れている気がします。日本人は時間に正確ですし、きっちりしています。
それは日本人の美徳だとは思うのですが、こういうのんびりした姿が羨ましくも思えます。
残念ながらビッカ線には乗ることが出来ず、車両が動く姿を撮影することは出来ませんでした。
とはいえ、滅多に見ることが出来ない光景を見ることが出来、それはそれでよかったかなぁと思います。
使用したカメラ:6,8枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T1
私達の感覚では、ケーブルカーというと山の中を走っていて、山麓から山の中のある程度のところまで運んでくれる
乗りものだという印象がありますが、リスボンのケーブルカーは市街地の中を走るんですね。
その姿が今では立派な観光資源になっているのですから、ケーブルカーを廃止しなかったリスボン市にとっては
結果的にすいぶん幸運だったことでしょうね。
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さてさて、家人と別れてバイロ・アルト地区に来たワタクシなのですが、ワタクシには見たい光景があったんですよ。
リスボンというとケーブルカーが有名なのですが、リスボンには三本のケーブルカーがあるんです。
その中で、ビッカ線という路線が一番有名で、リスボンの観光写真などでよく使われているんですよ。
向こうにはテージョ川、そしてビルに囲まれた急斜面な道を黄色いレトロな車両が行き来する。
この光景が見たくて、ワタクシはこの場所にやって来たんですよねぇ。
ところが、どうも様子がおかしいんです。というのは、ケーブルカーの車両は見えるのですが、
いつまでたっても車両がやって来ないんです。というか、車両が動いている気配が無いのです。
ワタクシ、停車場の傍でビールを飲みながら喋っている三人組のオッサン達に
「ケーブルカーは運転していないんですか?」と訊いてみると、
「一時間ほど前にメカニックのトラブルがあって、それから動いていないよ」
「さっきから修理しているから、そのうち動くと思うよ」
「単純なメカニックだから、そんなに修理に時間がかかることはないだろう」というようなことを、
陽気な三人組のオッサン達はビール片手に答えてくれました。
まあ、なんということでしょう。せっかくビッカ線に乗りに来たのに、運転がストップしているんですよ。
ワタクシは落胆しそうになりましたが、考えてみたらこういう光景もなかなか見られるものではありません。
車両が動かないのなら、ワタクシが動いて車両の方に行くことにしました。
地元の人は動かない車両を不思議そうに眺めたり、観光客は動かない車両の前で記念写真を撮ったりしています。
これが日本なら「早く運転しろ」と声を荒げる人もいるでしょうし、
ケーブルカー側も「ただいま全力で運転再開を目指して応急処置をしています」というような説明もあるでしょうが、
そういうことが何もないというのが、大らかでいいなぁと思います。
ケーブルカーの下に頭を突っ込んで修理をしているオッチャンも、周囲の人と談笑しながらの作業です。
さほど必死になって作業をしているようには見えません。まあ、運行出来ないからといっても、
坂道を300m足らずの距離を運転するだけのケーブルカーですから、さほど大きな影響があるわけでもないですしね。
外国に行くと時間がゆっくり流れている気がします。日本人は時間に正確ですし、きっちりしています。
それは日本人の美徳だとは思うのですが、こういうのんびりした姿が羨ましくも思えます。
残念ながらビッカ線には乗ることが出来ず、車両が動く姿を撮影することは出来ませんでした。
とはいえ、滅多に見ることが出来ない光景を見ることが出来、それはそれでよかったかなぁと思います。
使用したカメラ:6,8枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T1
私達の感覚では、ケーブルカーというと山の中を走っていて、山麓から山の中のある程度のところまで運んでくれる
乗りものだという印象がありますが、リスボンのケーブルカーは市街地の中を走るんですね。
その姿が今では立派な観光資源になっているのですから、ケーブルカーを廃止しなかったリスボン市にとっては
結果的にすいぶん幸運だったことでしょうね。
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時間がゆっくり流れる風景がいいですね~
焦る事もなく皆さん大らかなんですね(*^^*)
応援ポチ☆
ビッカ線に乗れなくて残念でしたね。
レールに比べて車両の幅が狭いですね。
街の通りが狭いですから、このような
設計にならざるを得なかったのでしょう。
歩く方も乗られる方も・・
ガツガツしてない長閑さが・・
素敵な写真です
有難う御座いまそた
ポチ (^^)/
で見知っているリスボンの景色とい
えば、これですね!でもいきなり故
障とは・・・でもさすがよっちんさん
凹んでもただでは起きませんよね。
ところでメンテ中のケーブルカー、
直った刹那、動き出すなんてこと
はないでしょうね。ひやひや。
どの写真も
絵に描いたような
美しさですね(*^▽^*)
☆~
明るい日差しの中での長閑なアクシデント。。。
記事を読んでいて、
日本人は(早く、早く!)の中で育てられ、生きてきて確かに時間には正確でも、何かを失ってきてる気がします。
気持ちがおおらかになりそうな
素敵な写真です。
当然ケーブルで引っ張られて
いるんですよね。
日本のケーブルカーを
想像してはいけないのかな。
細かいところを知りたがる
日本人でした。
確かに急峻な道とケーブルカー遠くには海が見え、市民の足として今も活躍しているんですね。日本では見られないのんびりさとおおらかさがまた魅力なんでしょう。
乗れなくて残念でしたね。
でも乗って見たい一念で、もしかしたら?
てな事はなかったかな。
いい景色です~。
時間がゆっくり流れてる様子が、
お写真からも伝わってきます♪
ケーブルカーに乗れなかったのは残念ですが、
ハプニングもまた楽し!ですね。
これが日本なら・・・。
怒鳴るおじさんの声が、聞こえてきそうですが(汗)
凸
乗れなかったのは残念でしたがビッカ線のこの景色は絶対見たいですね!
リスボンといったらこの景色なんですね
分かりますね~
ポチ!