歴史とドラマをめぐる冒険

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織田信長が足利義昭に送った「17カ条の異見書」。短くて超かんたんな訳。

2023-04-20 | 織田信長
織田信長の17カ条の意見書。超かんたん訳です。むろん原文は「ですます体」。1572年、元亀3年9月です。

1、参内しろよ。義輝さんは参内しないからあの運命なんだ。
2、馬とか欲しいなら用意する。他にねだるな。みっともない。
3、「ひいき」してるよな。
4、宝物をどっかに移すなよ。
5、岩成友通に土地をやるふりして、実際はやってないだろ。
6、オレと親しい人間にわざとパワハラしてるだろ。
7、ブラック企業か!待遇悪いってオレに言ってきてるぞ。
8、若狭の代官の件。早く訴えを処理しろよ。
9、小泉の女房が質屋に預けたものまで没収したろ。夫が喧嘩で死んだだけで。
10、元亀の年号、不吉なんだよ。変えろよ。
11、公家の烏丸。勘当したのに、ワイロもらって許したろ。
12、地方からお礼で貰った金。有効利用しないで隠してるだろ。何の為?
13、明智光秀が集めた税金。なんだかんだ言って「くすねた」だろ。
14、蔵の米売ってるだろ!商人かよ!
15、自分の若い側近に高給の役職を斡旋してるだろ。自腹で金やれよ。
16、将軍が貯金してるのは京を捨てるためだと、みんな言ってるぜ。
17、恥も外聞もない強欲人間なんだよ。悪しき将軍とみんな言ってるぜ。

「公平公正じゃない、ひいきしている」「金に汚い」「恥も外聞もない」の3つを主に指摘しています。特に多いのが「金、財産」ですね。

13の明智光秀。正確な訳を考えている最中ですが、うまく話が繋がりません。

「 明智地子銭を納め置き、買物のかはりに渡し遣はし侯を、山門領の由仰せ懸げられ、預ケ置き侯者の御押への事。」

明智が税金として徴収した金を、買い物の代金として誰かに渡しましたところ、山門領からの税収だとおっしゃって、受け取った者の金を差し押さえられましたね。

一応こうなりますが、これだけでは意味が分かりません。「なんだかんだ言って、くすねた」と訳しました。正確な訳も作成中ですが、今は以上です。


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