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ハナママゴンの雑記帳

ひとり上手で面倒臭がりで出不精だけれど旅行は好きな兼業主婦が、書きたいことを気ままに書かせていただいております。

スティーヴンさんの旅立ち

2014-06-16 20:29:45 | ひと

先月14日に永眠された、類稀なる勇気の持ち主スティーヴン・サットンさん(19歳)。 遺族の希望で、お葬式は身内のみで先月末に執り行われました。

しかしながら、彼に敬意を表しお別れを言いたい人々のため、彼の棺はお葬式に先立つ2日間、リッチフィールド大聖堂(Lichfield Cathedral)に安置されることに。

スティーブンさんのお葬式を前にして、故郷の町は黄色いリボンや風船で飾られました。

 

聖堂内部も準備が整えられます。

 

沿道を埋める人々に温かく迎えられながら、彼の棺は4頭立ての馬車で到着。

 

スティーヴンさんが自分のキャンペーン・カラーとして選んだ黄色のリボンや花が、あちこちに飾られて彩りを添えます。

 

スティーヴンさんの人生を祝福し讃える礼拝。                       スティーヴンさんのお母さん、お祖父さん、お兄さん(か、弟さん)。

 

 

 

母親のジェーンさんは、人々に、黒い服は着てこないようお願いしたそうです。 それから“他の誰かを幸せにするようなことをすること”も。

 

あなたの短い一生の間にあなたと知り合う機会はありませんでした。知り合えていたらと願います。あなたが同じ町に住んでいたことを誇りに思います。どうぞ安らかにお眠りください。サムズ・アップ! リズとマイクより ―― ある弔問客の記帳

 

2日間の安置が終わり、身内のみでのお葬式のため棺が運び出されます。 

 

人々のサムズ・アップ!に送られて、大聖堂を後にする霊柩車。

 

母親のジェーンさんと兄(弟かも)のクリスさんによって、黄色い風船が空に放たれました。

 

根っから楽天主義で、どこまでもポジティヴで、最後の最後まで人生を謳歌したスティーヴンさん。 涙よりも笑顔が似合ったようなこの集まりに、きっと大きなサムズ・アップ!をくれたことでしょう。

 

ついでながら。 昨日の女王陛下の公式誕生日に、恒例の『誕生日褒章リスト』が発表されました。 それによると、スティーブンさんはMBE(Member of the Most Excellent Order of the British Empire)を受章。 ご本人は亡くなる前に受章を知らされ、受諾していたそうです。

 

 

 

生きるということのお手本を、短い人生の間に見せてくれたスティーヴンさん。 

彼はこの先もきっと、多くの人の心に生き続けることでしょう。 

私も今後、折に触れては彼のことを思い出すと思います。

人生をまったく別の角度から見ることを教えてくれて、本当にありがとう!!

 

 

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5 コメント

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リスペクト (えなゆき)
2014-06-17 14:12:39
たびたびのコメントお許しください。
先日、日本のTVでもスティーブンさんの特集をしていました。
彼に与えられた時間を全て有効に高密度に有益に過ごし、周囲に世界に多大な影響を与えてくれました。
私も子供も泣きながら番組を見ていました。
お別れの様子を見てみても、生前のスティーブンさんの人徳が色濃く反映されていますね。
日本にいてはここまで詳細には知ることができなかったので、とてもありがたいです。
来月に子供が3週間ほど渡英するので、その時にはスティーブンさんの足跡を少しでも感じたいと言っています。
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Unknown (ハナママゴン)
2014-06-18 06:12:38
日本のTVでも、スティーヴンさんの特集番組があったんですね。
利他的で尊敬に値するすばらしい若者の、短かすぎる一生でした。
皆が彼のように考えられれば、戦争なんてなくなるでしょうに・・・・・。
本当に惜しい人を亡くしました。

お子さん、来英されるのですね。旅行でしょうか、それとも短期留学でしょうか。
今の時季は日が長いので、夕食後でもたっぷり外で過ごせていいですよ。
イギリス人は最高気温が25℃くらいになると「暑い!」とこぼしますが、日本人にとっては何でもないですよね、25℃なんて。
それから夏になっても蚊が出ないのがありがたいです。
お子さんが楽しい思い出を作られるよう祈っています!
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Unknown (えなゆき)
2014-06-18 13:52:42
嬉しいレスをありがとうございます!
コドモは短期留学といいますか、ケンブリッジ大学が夏休みになった時に大学の寮にステイして研修をします(現在高校1年相当)。
メディカル系を目指しておりまして、イギリスの医療事情をレポートすると言っていました。
彼女、2年前のロンドンオリンピックの際にもやはり同様の渡英(バンバリー)をしておりまして、研修のおまけにオリンピック観戦もしてきたようです。
その年はなんだか例年より寒かったとか。

そうそう、蚊がいなくて湿度も低いし、周りの環境もとてもいいので帰りたくないと言っていました・・・。
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Unknown (ハナママゴン)
2014-06-19 04:26:25
娘さん、高校一年生にしてすでに過去に来英済ですか! 頼もしいですね。
しかもメディカル系志望とは。 将来が楽しみですね。

いくら暑いとはいっても、イギリスでは家庭用エアコンなしで暮らしていられるのだから、日本の猛暑と比べたらやはり天国ですよね。
私は暑がりなので、1991年の夏を最後に、日本の夏は経験していません。
今年はまだ6月だというのにもう真夏並みに暑くなっているようですね。
どうか体調にお気をつけてお過ごしください。
それから、もしなにかお役に立てることがあれば、遠慮なくメールを下さって結構ですと、娘さんにお伝えくださいね。
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ありがとうございます!! (えなゆき)
2014-06-19 10:39:17
さらにとてもうれしいメッセージをありがとうございます!
コドモにも早速伝えておきます。

日本はかーなーり高温多湿で、温暖化による熱帯化を肌で感じています。今までは南方で捕獲されていた魚も北上してますし・・・。
そのうちマラリアとかも発生してしまうのではないかと危惧してます。

ハナママゴンさんも体調にお気をつけて記事の更新もお願いします!(すっかりこちらへの来訪が日課になっています)
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