下の画像は、オットーの両親が8年前まで住んでいた、広い庭つきの一戸建ての航空写真です。
屋内に額入りで飾られていたものを、私が写真に収めました。
61歳と59歳のときに隠退したオットーの両親が、その後ちょうど30年間、住んだ家です。
9年前、当時90歳だったクソ野郎義父(故人)は、まぁ当然といえば当然ですが、
高齢のため自分では広い庭を世話し切れなくなっていました。
でもあれこれ細かく口うるさい性格のため、雇ったガーデナーは誰も気に入らない。
というか、ガーデナーさんの方でも、義父の口出しに辟易して定着してくれず。
そのことにストレスMAXになった義父は、もっと小さい庭しかない小さい家に、引越すことを決めました。
(ワンマンなので、義母の意見などは最初から聞く気など持ち合わせちゃいませんでした。)
真中にドーン!と立っていたのは、義父が趣味で集めていたサボテンの温室。
空調も水やりも必要に応じて自動でしてくれるようになっている、頑丈な立派な温室でした。
家自体の内部については、この家を売ることにしたときの記事 終の棲家探し ② に画像があります。
義父は、屋内の必要な修理は放ったらかしにしておきながらも、自分の趣味のサボテンには散財を惜しまないクソ野郎でした。
あ、あとガレージを改築したときも、扉の開閉を車内からリモコン操作できるようにしていましたっけ。
自分が使うものには大金をかけても、義母のテリトリーと考えるものにはとにかくお金を遣いたがらず、
長年使って壊れた家電を買い換える際にも、「お前がちゃんと使わなかったからだ!」 と怒鳴るようなクソでした。
義母が後からオットーに愚痴ったため知ったのですが、キッチン外の排水管が詰まったときも、
「お前が油を流したせいだ!」 と決めつけて、修理屋さんを呼ぶ前にまず、
高齢の義母に地面に膝まづかせて、排水管に詰まった汚物を取り除かせたそうです。
ほんっと、今思い出しても腹が立つ~っ!
話が横道に逸れたので、戻しましょう。
これ は、グーグル・マップで見た、現在の元義実家の様子。白線で囲った部分がおおよその敷地でした。
温室はきれいさっぱりなくなっていますね。
元義実家は結局、開発業者に買い取られ、一戸建ての平屋は取り壊されたと聞いていました。
さてつい先週のことですが、義妹が元義実家の土地に新しく建てられた家が売りに出されているのを発見し、
広告ページのリンクを送ってくれたんです。
なぜに売りに出すまで8年もかかったのかは謎ですが。
なるほど、平屋があった場所に、総二階・・・否、屋根裏も入れると総三階かな?の、大きな家が建てられたようです。
でも・・・ 1億7500万円て!
義実家の売却金額は41万ポンド(約7500万円)でしたから、95万ポンドで売りに出しているということは、倍以上!
ガレージとその後方に続く物置小屋と、敷地の隅にある物置小屋(赤レンガづくりで家族が“鶏小屋”と呼んでいたもの)は残っているようです。
不動産広告で屋内を拝見してみましょう。(間取り図は後出。)
まずは玄関ホール。玄関から入ると真正面に階段があるようです。
右手に、長方形のリビング。
左手には、かなり広そうなキッチン・リビング。テーブルと椅子もあるから、ダイニングでもありそうです。
続く2画像は、間取り図から察してレセプションとシャワールームかと思いますがどうでしょう。
最後の画像は、ユーティリティと思われます。全部の部屋の画像があるわけではなさそうでした。
1階の間取り図です。
続けて2階、まずは寝室1=マスター・ベッドルームです。
こういった広告写真は広く見えるように撮られているものですが、それでもかなり広く感じます。
続きになったバスルーム。
2階にはあと3つの寝室と、共用のバスルームがあるようです。
2階の間取り図。
屋根裏にも寝室がふたつあり、うちひとつにはバスルームが続きになっているようです。
屋根裏の間取り図です。寝室の番号は、大きさ順になっているみたいですね。
まあぁぁ~、何たる変貌!!
(義実家だった平屋をもう一度見るなら 終の棲家探し ② でどうぞ。)
(こうして並べてみると、車庫の様相も変わっているから、新築したのかもしれません。)
でも・・・ 新しくて綺麗なのは認めますが、「住みたいという気にはならないね」 と、オットーと意見が一致しました。
だって、どの部屋も白壁で、まったく面白味がないんですもの。6つある寝室も、収納スペースがあるのはふたつだけだし。
寝室には、作りつけのクローゼットとかワードローブとか、欲しくないですか?私は欲しいです。
でないと、家具を買って置くしかないですからね。
特にマスター・ベッドルームは広そうだから、ウォークイン・ワードローブなんかも作れたと思うんですよ。
なぁんて、私たちも終の棲家探しを始めたい状況なので、つい批評が厳しくなっちゃったかな?
まぁどのみち1億7500万円の家なんて、最初から縁がございませんでしたわ、ホホホ・・・