ハナママゴンの雑記帳

ひとり上手で面倒臭がりで出不精だけれど旅行は好きな兼業主婦が、書きたいことを気ままに書かせていただいております。

“世界のミフネ” 三船敏郎さん

2014-07-04 23:48:19 | エンターテインメント

『SHOGUN』 で大名・虎長役を、存在感溢れる重厚な演技で魅せた三船敏郎さん。

監督もおっしゃっていました。 「普通の服だと目立たないが、侍の衣装をつけた途端、侍になり切ってしまう。信じられないような威圧感だった。」

『SHOGUN』 を見たのがきっかけで興味を持ったので、過去の画像を探してみたら・・・ 若い頃の三船さん、ものすごく端整でカッコイイ!

  

  

鼻筋が通って、彫りが深くて、日本人離れした端整さではありませんか。

  

なのに侍役が、こんなにも似合ってしまうなんて。

  

三船さんが出演されていたCMは、私もいくつか覚えています。

  

 

一番印象的だったのは、「う~ん、・・・ねてみたい。」 ですね、やはり。 当時の私はまだ青い10代だったので、若さゆえの潔癖性から(やっだ~、やらしいオジサン!)なんて思って・・・ ごめんなさいっ!    (CM で共演した金髪美女は、エルビス・プレスリーの元妻で女優のプリシラ・プレスリー。)

              動画はこちら。   

 

『世界のミフネ』 なんて呼ばれるほど有名になった偉大な俳優さんだから、きっと尊大な威張りん坊なんだろうな・・・なんて、ずっと勝手に思っていました。 が、ウィキペディアで三船さんについて読んでみて、その正反対のお人柄だったことが判明。 ご・・・ごめんなさいっ! 映画史に永遠に残るその名演技と同様に、素晴らしい人間性を備えた方だったんですねぇ。

      

 

さらには 『8時だヨ!全員集合』 にゲスト出演するようなお茶目な?一面も。 貴重な動画(前半は田宮二郎さんですが、こちらも懐かしウレシイ)を発見しました。 全然畑の違うコント番組にあっても、重厚な存在感を発揮しています。 その上アドリブまで・・・ 脱帽です。 

                     

 

・・・と、ここまでで記事は終わる予定だったのですが、思いついて英語の Google で三船さんの画像を検索してみたら、日本語のでは出てこなかったものが続々! これは、載せずにいられない!

  

 

「黒澤明とともに、敗戦で打ちひしがれていた日本が世界から尊敬されるきっかけを作った人物の一人とも言われる」 とウィキペディアに記述されていますが、まさにその通り。

また三船さんは、「黒澤監督の映画に出演したおかげで演技が認められ知名度を高めた」と思われがちで、私もずっとそう思っていました。 が、実を言えば、「『三船無くして黒澤無し』と言われるほど黒澤作品には欠かせない存在」だったんですね。 ウィキぺディアをじっくり読んで、納得できました。 名監督が名優に出会えたからこそ、国内のみならず海外でも高く評価される数々の名画が生まれたのですね。

 

『羅生門』 1950年               『七人の侍』 1954年             『椿三十郎』 1962年             『新撰組』 1969年

   

 

普段着もきまってる!                                                       渋い!

 

 

でもやっぱり、一番似合うのは侍姿だと私は思います。 こんなに侍姿が板につく俳優さんは、もう二度と出ないのでは?  ちなみに娘の三船美佳さんは、「子供の頃はお父さんの仕事はお侍さんだと思っていた」そうですね。 笑える~、でも納得~! 

  

 

           カッコよすぎ・・・ 惚れましたよ私。 今からファンクラブを作りたい気分です 

           

 

『スター・ウォーズ』最初の映画の『エピソード4/新たなる希望』ではオビ=ワン=ケノビ役に望まれたものの、都合で出演を断ったそうです。 三船さんがオビ=ワン=ケノビを演じていたら、どんなオビ=ワン=ケノビになっていたのでしょうね。 と思ったアメリカのファンが作ったお遊び画像です。 

             

 

オビ=ワン=ケノビを演じたアレック・ギネスは出演を決めたことを大後悔し、撮影現場でもみじめさ全開だったため、早々に死んで退場させてあげざるを得なかったとか。 そのためもし三船さんがオビ=ワン=ケノビを演じていたら、その後のストーリー展開は違ったものになっていたかもしれないそうです。

三船さんのオビ=ワン=ケノビ。 実現していたら世界中の若い映画ファンに三船さんのことを知ってもらうきっかけになっただろうにな。 とても残念。

でも三船敏郎の名は世界の映画史に残るだろうから、それで満足するとしましょうか。

 

 

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コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

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Unknown (Unknown)
2017-06-24 10:49:37
こんにちは。記事を読ませて頂きました。
その中で、「アレック・ギネスは出演を決めたことを大後悔し、撮影現場でもみじめさ全開だったため、早々に死んで退場させてあげざるを得なかったとか」
と、書かれていますが、どちらから得た情報なのでしょうか?教えて頂けませんか?
返信する
ごめんなさいです。 (ハナママゴン)
2017-07-02 06:29:06
情報源ですが、ググっても同じものが見つかりませんでした。
ひょっとして削除されてしまったのかな?

アレック・ギネスのスター・ウォーズとの関係は彼の英語版ウィキぺディアに日本語版より詳しく書かれています。(正否はともかく)
さらに下のような記事も見つけましたので、ご参考になればと思います。

http://www.cbr.com/movie-legends-revealed-was-it-alec-guinness-idea-to-kill-off-obi-wan-in-star-wars/
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ありがとうございます (Unknown)
2017-07-08 18:52:27
情報源がないとのこと、残念でしたが
教えて頂いたリンク先の記事は
大変興味深い内容でした。
ウィキペディアの内容も読んで調べて
みたいと思います。
丁寧な返信に感謝です。
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