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ハナママゴンの雑記帳

ひとり上手で面倒臭がりで出不精だけれど旅行は好きな兼業主婦が、書きたいことを気ままに書かせていただいております。

ロッカビー爆破事件①: 当時と今

2018-12-20 23:10:41 | 事件

パンアメリカン航空103便爆破事件が起きたのは、30年前の12月21日。

時限爆弾の爆発により空中分解したボーイング747型機は、スコットランドの田舎町ロッカビー(Lockerbie)に墜落した。

 

赤ピンが指すのは、住民11人が巻き添えで犠牲になった、シャーウッド・クレッセント。

 

今日に至るまで、英国史上最悪のテロ事件であり続ける“ロッカビー事件”。

搭乗していた乗客243名・乗務員16名の計259名と地上の11名の、合わせて270名が犠牲になった。

オンライン・ニュースで“ロッカビーの当時と今”の画像を並べていたので、紹介させていただきます。

ふたつ並ぶ画像の左が当時、右が現在です。

 

推定時速800km超で落下してきた両翼の主要部と胴体中央部分がシャーウッド・クレッセントに激突。その衝撃によって、長さ47m・容量560㎥のクレーターができた。

 

地上に激突した胴体部分は巨大な火の玉となって火災が発生。地中のガス本管も損壊されたため火災に拍車をかけた。

 

 

19時04分に入った一般市民からの最初の非常通報は、「大規模なボイラーの爆発が起きたらしい」だったという。

 

 

事件当時の主要道路は、現在は高速道路になっており、その向こう(西)側には新しい住宅地ができている。

 

 

クレーターから600mほど離れたローズバンク・クレッセントには長さ18mの胴体部分が落下。

しかし主に庭部分に落ちてくれたため、ここでは奇跡的にも死者は出なかった。

 

 

現在ここには、爆破事件の犠牲者を追悼する小さなメモリアル(下右)がある。

 

 

 

 

21軒の家々が取り壊しと再建を余儀なくされた。また多数が大がかりな修理を要したという。

 

幸いにも住宅を逸れて路面に落下してくれたエンジンの一部。

 

 

 

 

コックピットを含む機体の先端部分は、クレーターから東に4kmほど離れたタンダーガース教会近くの畑地で発見された。

 

機長、副操縦士、フライト・エンジニア、客室乗務員1名とファーストクラスの乗客数人は、機首部分の内部で、シートベルトを着用したまま発見された。

客室乗務員は農夫の妻が発見したときまだ息があったが、助けを呼ぶ前に息を引きとったという。他にも墜落後に生きていた者があった可能性があり、病理医は「少なくとも2名は、もっと早くに発見されていたら助かった可能性がある」と結論づけた。

 

 下は同じ墓地と思われる墓地の、ストリート・ヴュー画像。

 

先月70歳の誕生日を迎えたチャールズ皇太子が、30年前、40歳になった翌月にロッカビーのタウン・ホールを追悼に訪れたらしい。まだダイアナ妃が生きていて、チャールズ皇太子とダイアナ妃が離婚する前で、ウィリアムとハリーの両王子が幼かったとき。(と考えると、ほんっと!昔だなぁ~・・・

 

近年のタウン・ホール界隈のストリート・ヴュー。時計塔あり、天使の像あり、羊の像ありで、なかなか良さげ

 

クリスマスを数日後に控えた12月21日に起きた、英国史上最悪のテロ事件。

 

犠牲者のご遺族は、その後のクリスマスは今年に至るまでずっと、心から祝う気持ちにはなれなかったことだろう。

今さらながら、犠牲になった方々のご冥福をお祈りします。

 

 

《  につづく 》

 

 

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