宮内地区は、南陽市役所の北北西約4kmのところ
山形電鉄フラッワー長井線みやうち駅の北側
丘の上に熊野神社が鎮座します
案内板です
参道の大鳥居です
手水舎です
安倍右馬助顕彰碑です
ここで参道は直角に左に曲がります
狛犬です
参道石段を上ります
右手には土社神社です
案内板です
山形県指定文化財(建造物の部)
土社神社本殿(どしゃじんじゃ)
所在 南陽市宮内
指定 1977年3月28日
所有者 熊野神社
一間社流造の社殿であり、建造は室町時代末頃(16世紀)
と推定される。熊野神社本殿の東隣にある二の宮神社とは建造
時期や様式など共通点が多い。これら二つの社殿は、熊野神社
に現存する建物中では最も古いうえ、市内に残る中世の神社建
築物として貴重である。
屋根は元々の茅葺きから1963年に鉄板葺き、1988年
に銅板葺きに変更されて現在に至っている。
解説
一間社 正面の柱と柱の間が一つ(柱が二本)の社殿。
流造 社殿の建築様式の一つで、反りのある屋根が手前に
流れるように伸びるのが特徴である。全国に分布し
ており、代表例としては京都の下鴨神社本殿などが
ある。
2003年3月 山形県教育委員会 南陽市教育委員会
次は幸和社です
更に大社神社 大地主神 土地を司る神様です
さらに湯殿山神社と月山神社です
境内に上がると
鐘楼です
銅鐘です
案内板です
南陽市指定文化財(工芸品の部)
洪鐘(寛永3年銘)
指定 1968年10月4日
熊野一山の社殿等の復興をめざす安倍右馬助らにより、寛永
3年(西暦1626年 江戸時代)に寄進された大梵鐘(大鐘)
である。銘文によれば、鐘を作る経費のほとんどを安部右馬助
が奉納したものと考えられ、信仰の深さと財力がしられる。
第二次世界大戦中の昭和17年(西暦1942年)に、全国
的に金属の回収が命じられたが、この大鐘は、文化的な価値か
ら免除された。
社務所の先に神楽殿です
向かい側が拝殿です
社殿の西側に境内社が東向きで並んでいます
まず八幡神社です
八幡神社の左側の祠には下の所に仏像が安置されています
右側には愛宕神社です
更に右に境内社が続きます、保呂羽神社(国土育成の神様)です
羽黒神社(五穀豊穣の神様)です
菅原神社(文殊堂)ですが、屋根が崩れてしまっています、祠自体も傾いているようです
熊野神社本殿です
本殿軒下の彫刻です
右に二の宮神社本殿です
案内板です
山形県指定文化財 (建造物の部)
二の宮神社本殿
指定 1975年3月31日
一間社流造の社殿で、別名「若王子」。細部の手法は
禅宗様(中国風)に、和様(日本風)も取り入れている。
建造時期は室町時代末頃(16世紀)と推定され、市内に
残る数少ない中世の神社建築として貴重である。社殿正面
の蟇股という部分には、ウズラとオモダカの葉が彫られ。
美術的な評価が高い。
左に三の宮本殿です
案内板です
南陽市指定文化財(建造物の部)
三の宮神社本殿
指定 1968年10月4日
三間社流造の簡素な社殿である。社殿内部に残っている
「寛永三年」の年号や、安部右馬助による熊野神社の再建
に関する古文書等から、寛永三年(西暦1626年江戸時
代初期)までには再建されたものと推定されている。市内
に残るこの時代の神社建築としては貴重である。
解説 安部右馬助
米沢藩の代官で、宮内の町作りも行った。
東方の土社神社の側に顕彰碑がある。
和歌山県の熊野本宮大社と同じように三つの社が並んでいます
(熊野本宮大社については、2012年11月6日のこのブログをご覧ください)
社殿左側の突き当りは稲荷神社です
雷神社や大神宮・熊野山供養塔の石塔が並びます
千手堂です
正一位高平稲荷大明神です、この祠だけは南向です
稲荷神社の手前から本殿裏側へ行きましょう、彫刻の中に兎を探します
背面に彫刻があります
説明版です
縁結びの神様
日本で最初に結ばれた男女の神様。ご縁を結んだと言われるうさぎ。
熊野大社は、ご縁結ばれるところ。やさしく溢れる木漏れ日の下で。
そっと願う、恋を。 縁結び祈願祭、月むすび
満月の夜、月に一度の特別な夜、三羽のうさぎに導かれ
月明かりの下、想いが届きますように。
日本最古の本に記された神様の言葉
「あなにやし、えおとめお。」
「ああ、なんと素晴らしい女性だろう。」シンプルで飾り気のない
素直な言葉。それは、この国で一番最初のプロポーズ。
三羽のうさぎ
本田裏のうさぎの彫刻。いつ頃からか定かではありませんが、
三羽すべて見つけると、「願ごとがかなう」「しあわせになれる」
と言い伝えられています。
鳳凰頭の彫刻
太陽が鳳凰の瞳に差し込むとき、手を合わせ願いを込めると、
こころ穏やかに、幸せになれるとと言われております。
日が昇る東の鳳凰は「祈り」を、日が沈む西の鳳凰は「感謝」を
一日、一日を大切にするという、日本人の美しいこころを表しています。
左側の中央にうさぎの顔です
その右脇に波乗りうさぎです
鳳凰です
さてさてもう一羽のうさぎは何処でしょうか
(誰にも教えてはいけません、願いがかなわなくなってしまいますからね~
)
本殿の東側の境内社を見て行きましょう
皇大神宮(皇大神社)です
厳島神社です
白山神社(縁結びの神様)です
義家神社です
景政神社です
和光神社(虚空蔵堂)です
そして、拝殿の東側には根元の融合した御神木の杉が在ります
では、次へ行きましょう