3月14日
裏道へ裏道へと行きそうでもう少し寝たほうがいいかと家へ帰る zoe 裏切らぬことがたやすいこともある 洗濯籠に投げた靴下 村本希理子 裏がへしたら内蔵が剥き出しで蝉の死骸をもとに戻した 大辻隆弘 zoeさんは全編を流れるようにして読むと面白い。そんなふうに詠んでみたい気もするけど、どうしても題詠って作為的になってしまってなかなかこんなふうにライトにいかない。 村本希理子さん。これは幸せな光景なんだろうか?洗濯籠に投げた靴下が、裏切りもしない平凡な日常を垣間見させる。悪い意味ではなく、かと言って、それほど良い意味でもないところで。 大辻隆弘さん。わわわ!そこを切り取るかという情景描写。ここまでインパクトを与えてこそ、と見せつけられました。 |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます