12月15日
はつなつののぞみに富士を見逃して降り立つ横浜駅の寂しさ 香山凛志 たまはりし「死」をしづやかに待つこころ武富士弘前支店放火魔 大辻隆弘 しめりけはあめをひとつぶ思いきり砂糖をこぼして富士山とする やすまる うつくしい空想のように東京の狭い空から見える富士山 霰 死刑判決を受けた放火魔に思いを馳せる歌を詠まれる大辻隆弘さん。 異彩を放ってます。 思い浮かぶのはポケットティッシュで配られていた犯人の似顔絵。 やすまるさんの作品はほんものの富士が出てこない。 なんとか富士山を入れた光景よりも、手元の砂糖のほうがリアリティがあります。 香山凛志さん、霰さんは、リアルな富士山の作品。 その存在感、わかる気がしました。 |
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