心の扉 神戸カウンセリング花時計

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京都 北野天満宮『花の庭』

2023年03月11日 | 名所めぐり(京都)

 

北野天満宮の『花の庭』の入苑受付を済ませて

先ずは、船出の庭の観賞をします。

 

昨秋に御土居『もみじ苑』を観賞した際には

船出の庭がある敷地には、

自由に立ち入れたと記憶していたのですが、

今回は、『花の庭』の入園者に限定されていました。

 

 

 

北野天満宮 太鼓橋

 

船出の庭は、2027年の『千百二十五年 半萬灯祭』に向けた

境内整備の一環として菅原道真公の邸宅に実際にあった庭園

北野天神縁起絵巻等を参考にして2015年に再興した庭になります。

 

 

 

北野天満宮 船出の庭

 

この小川が紅梅殿、そして船出の庭まで続いています。

曲水の中に設置された長方形の石は、舟を模した石と思われます。

 

 

 

北野天満宮 紅梅殿

 

平安時代、菅原道真公の御自宅『紅梅殿』の名前を付け、

ご祈祷や神前結婚式、曲水の宴等を行う御殿となっています。

 

 

 

 

曲水を辿った先にある立石は、

蓬莱山をあらわしているようにも見えます。

 

 

 

 

2015年に紅梅殿『別離の庭』として整備され、

その後、紅梅殿『船出の庭』に名称が変更されました。

 

立石と石灯籠の向こう側は、西廻廊。

 

 

 

北野天満宮 三光門

 

三光門と紅梅、白梅。

 

 

 

 

この砂利が敷き詰められた広い敷地が大海原を表現しているとしたら

ここも船出の庭の一部となりそうですが、どうなんでしょうね。

 

 

 

 

船出の庭の観賞を終えて、今回の北野天満宮拝観の第一の目的、

『花の庭』(梅苑)の観賞に向かいます。

 

 

 

 

御土居への入り口も開放されていて

御土居の一角にある梅園も観賞可能なようでしたが

今日のこの後に巡る他の名所の拝観時間を考えると

御土居は散策せずに『花の庭』の観賞だけにします。

 

 

 

北野天満宮 花の庭

 

江戸前期の歌人であった松永貞徳が

北野社神宮寺成就院(成就坊)に作庭した庭園『花の庭』

妙満寺塔頭の成就院に作庭した『雪の庭』

清水寺塔頭の成就院に作庭した『月の庭』

成就院『雪月花の三名園』と呼ばれていました。

 

『花の庭』は、明治政府の神仏分離政策に伴い

北野社神宮寺成就院(成就坊)と共に廃されていましたが、

2022年に残されていた庭石を利用して復興されました。

 

 

 

  

 

名勝庭園の『月の庭』を観賞し、

圓通寺の名勝庭園を訪れた流れで妙満寺に立ち寄り、

たまたま『雪の庭』を観賞したことで

『雪月花の三名園』のことを知ることとなります。

 

『雪月花の三名園』を知った時には、二つの庭園を観賞済み。

そうなると残り一つの北野天満宮の『花の庭』

観賞しない訳にはいくまいとなった訳です。

 

 

 

 

ただ復興された『花の庭』は、

松永貞徳が北野社神宮寺成就院(成就坊)に

作庭した庭園『花の庭』を復元したものではないので

『雪月花の三名園』を観賞したのかは微妙。

 

名勝庭園の『月の庭』も江戸時代の資料には、

相阿弥が作庭し小堀遠州が補修したとされる資料があり、

明治時代の資料には、作庭者が松永貞徳となっているので

作庭者が誰なのかが確定してはいないようです。

 

なのでなんか『雪月花の三名園』は、

誰かの企画にまんまと踊らされているような感もありますが

どの庭園も立派なので細かな事は置いておいて

結果良ければ全て良しかな。

 

 

 

 

復興した『花の庭』は、

ただ梅の木が立ち並んでいるだけではなくて

所々に日本庭園を感じられる箇所があります。

 

 

 

 

この石組を涅槃図をイメージしたものと言う人もいるようですが、

作庭当初は、そうであったとしても折角復興したのですから

私的には、菅原道真公の最後の様子だと思いたいところです。

 

 

 

 

今回、私が訪れた『花の庭』の梅の開花状況は、

満開に近い梅の木もありましたが

全体としては、五分咲きから六分咲きの感じでしょうか。

この庭園の絶頂期ではなさそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北野天満宮 花の庭 舞台

 

梅園内に設置されている舞台からは、

小高い所から『花の庭』全体の景観を楽しめます。

 

満開の時には、雲海ならぬ梅海のような景観を

拝めるのだとしたら最高かも。

 

 

 

 

しかし、桜と梅と紅葉に限って言えば

私なりに情報を得ながらお目当ての名所に赴くのですが

時期が少し早かったり、少し遅かったりして

「来たよこれ!」と思える最盛期を観賞した記憶がないんですよね。

 

 

 

 

 

 

北野天満宮 花の庭 老松の茶店 

 

昨秋の御土居のもみじ苑の観賞時にもお世話になった茶店。

 

 

 

 

北野天満宮 梅苑内の老松の茶店で頂いた

入園料に含まれているお茶の「香梅煎」と和菓子の「菅公梅」

豊臣秀吉が絶賛したとされる七軒だんごは、別途購入。

 

このままの味で七軒団子が、

北野大茶会で提供されていたとするなら

そりゃ豊臣秀吉も絶賛するだろうなと。

 

 

 

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