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浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

権力と暴力

2014-06-22 15:44:20 | 政治
 政治権力が何らかの政策を推進しようとする、その政策に反対する運動が無視し得ないとき、政治権力は何をするか。権力は必ず不定形の暴力をつかう。それは権力の常套手段であって、戦後の歴史でもしばしばそういう姿が見られた。たとえば、1960年の安保闘争のとき。

 そして暴力を駆使するのは、警察とか軍隊とかではなく、非公式の暴力組織をつかう。右翼暴力集団や宗教組織などである。

 辺野古新基地建設現場の海岸に、反対運動の拠点であるテントがある。ボクもそこにいったことがある。そのテントが荒らされたという。本土のニュースでも報道されたかも知れないが、ボクは知らなかった。

 以下、『沖縄タイムス』の記事。

辺野古の抗議テント荒らされる 展示物など破壊
2014年6月20日 11:46

 【名護】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古沖への新基地建設に反対し、抗議の座り込みを続けるヘリ基地反対協議会のテントが20日午前、何者かに荒らされ、掲示物などが破壊されているのが見つかった。県外の子どもらが送った折り鶴なども引きちぎられ、無残な状況。安次富浩共同代表は「暴力と破壊行為で言論を封鎖しようとする許されない行為。まるで今の社会情勢を反映している」と怒りをあらわにした。

 テントが襲われたのは、2004年の座り込み開始から10年間で初めてという。安次富代表によると、前日はメンバーが午後4時に撤収。20日午前7時50分ごろ、安次富代表がテントに来て看板や傘などが浜に投げ捨てられているのを見つけた。

 テント内に張られた写真や新聞記事、横断幕なども引きちぎられて床や浜に散乱しており、「テント村」の看板は2つに割れていた。

 安次富代表は「ボーリング調査を目前にした嫌がらせだろうが、今後も私たちスタンスは変わらない。テントを片付けて、今日からまた頑張っていく」と語った。20日は座り込み開始から3715日目。

 


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