浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

大杉らの虐殺から100年

2023-09-15 14:40:07 | 社会

 2023年は、関東大震災から100年ということで、震災下の混乱の中で行われた三つの権力犯罪、朝鮮人・中国人の虐殺、亀戸事件、大杉、野枝、宗一三人の虐殺事件に関わる集まりが、各地で行われる。

 野枝については、福岡で伊藤野枝100年フェスティバル」が開催される。

 橘宗一少年の墓前祭は、名古屋の日泰寺で9月16日14時から開催される。

 東京では、「伊藤野枝・大杉栄ら没後100年記念シンポジウム」が9月24日に開催される。

 また10月7日には、「大杉栄・伊藤野枝・橘宗一虐殺100年ー国家犯罪の検証」が開催される。初期社会主義研究会などが主催する。虐殺事件そのものを問う研究会である。

 静岡では、16日、沓谷霊園で墓前祭、静岡労政会館で講演会が開かれる。

 名古屋と静岡は、毎年やって来ているので、広く宣伝することはしていない。淡々と行われるはずである。

 静岡の墓前祭について記すと、毎年墓前祭には20~30人が参加している。その後の講演会はせいぜい50人ほどである。100年ということで注目されるのは、一面嬉しくもあり、しかしなんで、という気持ちもある。

 今年は100年ということで、参加者は増えると思うが、一過性のものにならないようにお願いしたいと思う。

 大杉栄や伊藤野枝の生き方や闘い、そして思想は、今もまったく古びていないからだ。

   

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大杉栄らの墓前祭 | トップ | 江馬修『羊の怒る時』を読む... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

社会」カテゴリの最新記事