昨日紹介した本、『狙われた羊』を読み始めた。すごい!
なんですごいかといえば、今までにも何冊か統一教会関係の本を読んでいるが、この小説ほど真に迫っているものはないと思うくらいである。統一教会内部のことを詳しくよく調べ、ストーリーのなかにそれらを流し込んでいる。
30年ほど前に書かれたものであるが、統一教会の勧誘の仕方、洗脳方法など、まったく変わっていないことがよくわかる。違っているのは、今はかつてのような珍味売りやニセの募金活動がなくなっていることくらいである。
いま、統一教会に勧誘されている女子学生のところを読んでいるが、その巧妙さに感心する。こうしたことが起きないように、大学などが統一教会などのカルト教団に警戒するよう、学生にしっかり知らせるべきであった。そうしてこなかったことが、統一教会の跋扈を招いたともいえよう。
大学生などがだまされないように、この本を読ませたいと思う。900円+悪税である。