統一教会に洗脳された方々は一面気の毒ではある。ひたすらカネを統一教会に奪われ、みずからは極貧の生活をし、貯金もなく、借金を抱えて生きているようだ。また霊感商法などで人をだますときは、キリスト教を名乗りながら、仏教用語をつかったり、まさに「カミのためならウソをついてもいい」という教義通りに行動しカネを奪う。
カネを奪う際には、かつての大日本帝国が朝鮮に過酷な植民地支配をしてきたのだから、日本人がカネをだすのは当たり前、教義上でも日本は「エヴァの国」だから「アダムの国」である韓国に尽くすのは当たり前だとしているようだ。
しかし、安倍家のように、大日本帝国時代に支配層の一員として植民地支配を主体的に行いその責任を負うべき者たちに統一教会からカネや労働力が提供され、他方で植民地支配の責任を問われることのないような人びとがカネを巻き上げられる、というのは、何とも理不尽である。
庶民から奪われたカネが、毎年200億円ほどが韓国に送られているという。
私は1990年代に何度も訪韓しているが、そのときの韓国と韓流ドラマでみられる現在の韓国のあまりの変わりように驚く。日本を上回るような現代都市が出現している。
日本から韓国に送金された毎年200億円ほどのカネが回り回って韓国の経済発展につながったこともあるのかもしれないとも思う。また韓国には、7000人くらいの日本人女性が「合同結婚式」で韓国人と結婚し、彼女たちはとりわけ農村部で生活しているのだという。
統一教会は、まじめな日本人女性をターゲットに洗脳しているようだ。統一教会に洗脳されたが故に、たいへんな人生を送るようになった方々に同情の念を持たざるをえない。
それを考えるとき、日本の政治家、清和会を中心とした自民党議員の冷酷な対応に怒りを覚える。洗脳された日本人の統一教会員がどれほど苦しんでいても、自分の選挙を手伝ってくれるならと統一教会を免罪し、また強固につながり、その深い関係を指摘されてもまったく意に介することもない。
自民党の政治が、国家財政の支出は身内や「お友だち」、大企業だけに向けられ、庶民が物価高で苦しんでいても知らぬ存ぜぬを貫き通すというのは、彼らの統一教会との対応を見るだけでもその本質が見えるということだ。
そういう輩を当選させている選挙民にも、私は絶望する。