hakuunの未来ノート

将来のため、人生やビジネスに関して、考えたこと、感じたことを綴ります。

ワンコインビジネス

2012-11-13 | 企業経営
オフィイス内のビジネスモデル

●ワンコインビジネス

エレベータのわきに、冷蔵庫が置かれている。
その中身は、ミネラルウオーターや缶コーヒー、さらにお茶やソフトドリンクが入っている。
驚くことに、値段が安い。
缶コーヒーが50円。
ミネラルウオーターも50円である。
しかも、メーカー品である。
伊藤園のお茶は100円。


●性善説で成り立つビジネスモデル

では、どうやって買うのかというと、これは自己申告である。
冷蔵庫の上に、「集金BOX」が置かれている。
そこに、お金を入れるだけである。
缶コーヒーを飲みたければ、50円。
お茶を飲みたければ、100円。
各個人がコインを入れるだけである。
おまけに、その「集金BOX」は24時間冷蔵庫の上に置かれている。
個人の性善説で、成り立っている商売である。

販売員のお兄さんに話をきく機会があった。
1週間から10日間隔で、商品を補充するようである。
話によると、1回で200本程度補充するとのこと。
当然、200本も冷蔵庫の中に入らない。
予備の商品は、冷蔵庫の中が空になれば、総務課の人が詰めるそうである。


●売り上げの試算

1台の車で、200社程度のオフィイスビルと契約しているそうである。
平均売価75円としよう。
75円×200本×3回転=45千円。
45千円×200社=9百万円
利益計算すれば、かなりの良いビジネスである。
きけば、同じような車が20台という。
9百万円×20台=1.8億円/月
年商20億円のビジネスモデルということになる。
たかが、小さな冷蔵庫一つで20億円。
「ちりも積もれば山となる」と昔から言われているが、まさにピッタシの商売である。


●三者のメリット

○従業員にとってのメリット
・ワンコインで買える ⇒ 一円玉がいらない
・安く買える ⇒ 毎日50円、100円の貯金ができる
・雨の日でも濡れなくて済む

○オフィイスビルにとってのメリット
・社員の福利厚生の一つとなる
・社員の好きな商品を詰めることができるので、社員が喜ぶ
・「ワンコインで購入」という話題提供で、様々な人とのコミュニケーションが生まれる

○販売会社のメリット
・車で特定エリアを巡回するので、効率的なビジネスができる
・景気低迷な時代であるので、需要は拡大傾向である
・販売員が不要であるので、コスト削減につながる

ちなみに、このサービスを行っている会社は、「オフィスオアシス」という会社である。
http://officeoasis.jp/

興味のある方は、どうぞ利用してください。

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