昨日、TVを見ていたら、綾小路きみまろさんとローラさんと、2人で食べ歩きをしていた。
きみまろさんの軽快なトークと、ローラさんのボケ(?)のやり取りが面白く見入っていた。
番組最後で、きみまろさんが「今の若い人と付き合うのは大変、価値観が違う。加藤茶さんが40歳以上若い嫁さんをもらったが大変だと思う」としんみり言っていたのが印象的だった。
10年一昔と言うが、世代間の価値観の差は、どの時代でもある。
10歳、20歳と違えば、考え方も違うし、経験も異なる。
そうなれば、人生観や価値観ま全く違うと言っても良いだろう。
TVであれば、ギャップは面白いかもしれない。
しかし、これが就職活動や仕事であればどうであろうか?
面白いと言っているわけには、いかない。
そのギャップをどのようにして埋めるかである。
若者と大人の双方の努力で、このギャップを埋めるしかないだろう。
就職に関して、今の若い人の価値観は大きく異なっている。
一昔は、「医者になりたい、エンジニアになりたい、学校の先生になりたい」というのが一般的であった。また、どの国においても、このような答えが返ってくる。
あるデータによると「将来の希望は、フリーターになりたい」というのがあったそうだ。
このコメントには愕然とする。
確かに雇用面では、非正規労働者が約3割をしめ、就業状況は厳しい。
一方で、正社員として就職している人もいる、この事実を忘れてはならない。
フリーター180万人の全員が「フリーターになりたい」と希望しているとは思わない。
ニート60万人、フリーター180万人、この数字は極めて異常だと思う。
国も、様々な政策を打ち立て、小学校・中学校から「働く意義」を教育していくという。
国や学校で教えることも大切であるが、まずは家庭教育である。
最初の教育は、お父さん、お母さんである。
両親が家庭で、子供に対して、「働くこと」に対して、どのような話をしているのだろうか?
仕事もスポーツも考え方も、基礎や基本は大切である。
「砂上の楼閣」という言葉がある。
ぜひ、「働くこと」に対する基礎造りは、しっかり行うかどうかで、その後の人生に大きな影響を及ぼすことだと思う。
また、子供の幸せを願うのであれば、親が自分自身の背中で教えてほしい、行動で教えてほしい、と改めて思う次第である。