hakuunの未来ノート

将来のため、人生やビジネスに関して、考えたこと、感じたことを綴ります。

「褒めること」はスキルである

2013-09-04 | スキルアップ

質問1

人を褒めることを知っていますか?

質問2

人を褒めることをできますか?

質問3

無意識に人を褒めることができますか?

 

この3つの質問、どのような意味があると思いますか?

 

誰でも質問1の「褒めること」は知っていると思う。

小学生でも、中学生でも、大人でも「褒めること」は知っている。

しかし、「褒める」効用を知らないために、褒めない大人が結構いる。

褒めることは、「自分の沽券に関わる」と感じている大人がいる。

そのような大人は、「褒めること」をしないために、いざというときに褒めることができない。

 

質問2に対して、多くの人はYESと答えるだろう。

その際、質問3との違いは、意識するか、無意識かである。

多くの人が、褒める大切さを知っているが、無意識に褒めているかどうかわからない。

私も、この点において、考えることが多々ある。

名刺交換をした際、どうであろうか?

名前を読み、会社名を確認する。

それで終わり、という人が多いのではないだろうか?

逆に言うと、ここで相手を褒めることができたら、相手はその人を好きになる。

人間関係も良くなり、その後の仕事もスムーズにいくだろう。

「このお名前の意味は・・・ですか?ご両親の思いが詰まっているのですね」

と褒めれば、自分名前を通じて、自分の両親をも誉めてくれるので、この上なく嬉しい。

質問3にあるように、無意識にできる人は、そのスキルは高い。

 

質問1、質問2、質問3と段々とレベルが高くなる。

考えてみると、「褒める」ということは、野球やゴルフと同じように、スキルである。

であるならば、ゴルフが上達するには、練習が必要なように、「褒める」ことのスキルアップするためには、トレーニングが必要である。

 

質問3のレベルを目指すならば、日々トレーニングをする必要がある。

会社の中で、家庭の中で、スポーツクラブで、様々な機会を通じて、「褒める」練習をしよう。

ゴルフでは、最初は空振りやダフリの連続である。

しかし、あきらめずにひたすら練習すれば、100の壁を破り90台で回ることもできる。

さらに、練習を重ねることで、80台、70台を目指すことも可能である。

 

どのスポーツでも同じだが、ゴルフをちょっと練習しただけで、100を切り、90台、80台、70台という訳にはいかない。

そこには大きな壁がある。

そこにどのような壁があるか、個人によって異なる。

よく見極めた上で、練習する必要がある。

 

「褒めること」も同様である。

質問1、質問2、質問3とレベルが上がるに従い、壁が存在する。

どのような壁なのか?

人それぞれ、経験も違うし人生観も違う。

よく、個人の考え方や価値観を分析して、対応する必要がある。

どのような方法をとればよいのか、見極める必要がある。

後は、ひたすら練習である。

 

「褒める」ことが不得意なおじさんでも、練習を重ねることで、無意識で褒めることができるようになる。

ゴルフクラブを「人」に置き換えるだけである。

相手が気づいていない点を無意識に褒めることができれば、相手はその人が好きになるだろうし、尊敬の眼差しで見てくれるだろう。

その結果、良好なコミュニケーションを取ることができ、より良い人間関係を築くことができる。

褒めることは、人生を豊かにするためにキーワードである。