グルメLR（後編）

先に『グルメLR（前編）』を読んでニャー！

　荒井橋の快適な日陰とおさらばして再び炎天下地獄へ、あてのないサイクリングロードに向かって進む。歩道は悪路。時々、車がいないときを見計らって車道を進む。途中、良さそうな車道を見つけるが、どこに進むのか分からない。なので、ひたすら遠くに見えるイチゴマークのタンクを目指して進む。しかし、みんなの足取りは重い。知らない道を進むのは、いつどこにつくのか分からないので精神的につらい。自分はつらい気を紛らすために、足裏と腰の感覚に意識を集中。この前のミニ木島平でのコーナーワークの感覚が上手くいったので、それを思い出しながら滑り方を変えようとするが、悪路＆よく通る車に邪魔されてしまう。しばらく周りに日陰が見当たらない炎天下地獄の中を進んでいくと遠くに見覚えのある建物が見えてくる。よしっ！サイクリングロードに戻れるかも。途端にみんな元気が出てペースアップ。そして、見覚えのあるサイクリングロードが見えてくる。目の前は桜堤公園だ。やったぁ！水分補給だぁ。空になった２リットルにアクエリ粉末を入れて水を入れる。助かったぁ！これで、熊谷までもつだろう。
　休憩後、再び熊谷へ進む。しかし、桜堤公園付近のサイクリングロードはいつものことながら、ひび割れが多い。フォーム練習をしようとして、軸足をひびに引っ掛けて転びそうになるが、何とか持ち直す。しばらく進んで吉見ゴルフ場を過ぎた後、ノドが乾いてくる。大芦橋手前のちょっとした日陰で休む。ここまでくれば後もうすぐ。大芦橋を渡った後、荒川パノラマ公園で休憩。休憩が多いが暑い中でぶっ倒れるよりはましだろう。この暑さに慣れるのが目的だと思って休む。ウルトラではこれ以上暑くならないだろうし。
　そして、出発。道が広くて路面もそこそこ良いので、思いついたフォームで滑りを試してみる。足にはほとんど力を入れずに、腰に意識を集中。腰を低くし、身体を支える力だけで滑る。非常にゆったりとした滑りなのに体感25～26km/hは出てたんじゃないかな。足のプッシュはほとんどしてないのにこんなにスピード出るんだと、自分でも驚く。まだ長時間支える力がないので、支える筋力を鍛える必要があるのと、この滑り方をクセづける必要があるのが課題かな。あと、腰を低くした分、リカバーの足が引っかかるんじゃないかなと思って、ちょっと上げ過ぎている感じがするので調整が必要。
　このまま熊谷まで滑ろうと思ったが、もうお昼をとっくに過ぎており、みんなお腹が空いていたので、行田で終了。JR行田駅からバスで秩父鉄道の行田市駅付近まで行こうとしたが、なんとちょうどバスが行ってしまった。みんな着替えが終わっていたのでまた滑りたくない。次のバスは１時間後だし、待てないということでタクシーに乗る。忍城付近で降りて、かねつき堂へ。
　フライ＆ゼリーフライ初体験。とーっても美味しかったです。いろいろあったけど、楽しかった♪
　なお、Alainは取手から滑ってきて、CRのトータルは70kmくらい滑ってきたそうだ。CRの間はずっと車道だそうで、車がいないときを見計らってダッシュ。時速40km/hくらい出した後、車が来たらおとなしく路肩による。こんなインターバルをずっとしていたそうだ。日本の選手でも猛暑の中こんなインターバルしないだろうなあ。さすがにいつも元気なAlainも今日ばかりはお疲れでした。CR 70km ＋ LR 30km ＝ 100km ということは、トータル100km。もうウルトラの予行走行終了だね。そのAlain選手のウィールを見たけど、しっかり尖がった山形になってました。

気象庁のデータより
８月５日（土）埼玉県　熊谷

最高気温：36.9℃