土曜日は、ジョーティ医師の宿舎に診察に来る日だったが、読書用の本は持って来なかった。私が西洋医学の処方による薬を飲まないで、アーユルヴェーダの薬を飲んだことに気分を害したわけではなさそうだ。
もっとも、インド人一般のように、あるいは、気分を害したかもしれないが、いつまでもそれを根に持たないのかもしれない。何でもありのインドでは、いちいちのことで、いつまでも気分を害していては、身体が持たないのかもしれない。
先日、食べたモーティマハル・デラックスのタンドーリー・チキンが焦げだらけの上、中が半焼だったのに対して、ジョーティ医師は、抗議すべきだったと言う。しかし、私は、もうその店に行くつもりがないから、それでいい。料理については、前に住んでいたワルダの大学の食堂で、唐辛子を減らすように言っても、一日だけ減らして、それからは、何回言っても同様に辛いままであったことを考えれば、言うだけ無駄で、煩わしいだけなのだ。
アーユルヴェーダの血液浄化薬は、どうも少しは効いているらしく、発疹が減って来ている。西洋医学の薬は、確かに、一時、発疹がなくなるが、3日目には、元の木阿弥で、かなりひどい発疹が再び出る。だからと言って、この倦怠感のひどい薬を飲み続けるわけにはいくまい。
西山太吉氏のもとめていた、沖縄返還に伴う秘密協定の開示を認めない最高裁第2小法廷の判決が出て、西山太吉氏の敗訴が確定した。有るものもないと言いくるめる裁判では、世の中は、このように不正義がが勝つ日本の現状である。この裁判長も、佐藤道夫検事同様、参議院議員に昇進だ。いや、参議院議長だ。