夕方、サダルバーザールに歩いて行った。モーティマハル・デラックスの前を通ったので、試しに入ってみた。タンドーリー・チキン丸ごと一羽、パーラク・パニール(ほうれん草・カッテージチーズ)、野菜カレーそれぞれ一つ、ナーン2枚、白米一杯、全部で1000ルピー近かった。デリーのモーティマハル・デラックスより高いのはなぜか。味も少し落ちる。チキンは焦げが多過ぎ、量も意外と少ない。従業員は全員デリーから来ているヒンドゥー教徒だと言う。ムスリムでないので、タンドーリーチキンが焦げているのかもしれない。それに比べると、インディアン・コーヒー・ハウスは従業員が皆、南インドから来ていて、味も良くて圧倒的に安い。一回の料金が大体300ルピー程度だ。全員帰途、バーバー仕立て屋こと、ナポレオンに写真を届けると、兄と思われる人がいた。お茶を少しご馳走になり、その向いのアーユルヴェーダの薬屋で、蕁麻疹に良いという薬を64ルピーで買った。朝、夕食後にスプーン一杯飲むと良いと言う。処方には、一日一回とあり、生薬のようで、わずかアルコールも入っている。血液を綺麗にするというふれこみだ。アハメドナガルの製造で、ムンバイが販売元である。先日、瀬戸内寂聴『デスマスク』ヒンディー語訳の『モウト・カ・ムコータ』を寄託したピーケー書店で、占星術と漫画の本を買い、リライアンスで食料を買い込んだ。
近所の大木の下に絡まりついた名前の知らない蔓の花が咲いている。