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芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

農薬で殺されてしまった田んぼの生物

2010年11月21日 | Weblog
昨日の記した内容で、毎年4万種の動植物が地球上から絶滅していると記すべきところ、4の数字が抜けていたことに今日気付いた。
未知の種も入れれば、おおよそ3000万種の動植物が地球上にいると考えられているそうだ。ということは、原子爆弾や、核の放射能によって死ぬかもしれないことを危惧するより、人類は、あと数百年しか生き残れず絶滅することになる。人類も他の生き物との関係性で生きていられるのだから、他の生き物が絶滅してしまったら、食物が鉱物に置き換わらない限りは、人類は絶滅することになる。
それぞれの国の民族が生き残るためには、食物になる田んぼや畑の生き物を大事にしないと、餓死するのだ。
だいぶ前から書いているように、なぜ、明治維新が誤った方向に日本を導いたかというと、仏教を滅して、国家神道を国民に強制したからだ。仏教は、動物も人間も対等の関係において、殺生を禁じている。科学の力で他民族を殺戮した欧米列強に対して、明治維新政府以後の日本は、国家神道を国民一丸で信じさせ、戦争で人殺しを奨励し、殺された時は、靖国神社にまつり、死者と遺族を慰謝する方法で、欧米列強からの支配を脱しようとして失敗したのだ。
要するに人間は他の生物を食して生きながらえているという原点にもう一度返って自己認識しなければならない。他の生物を食してそのお陰で生きているということに感謝する気持ちを忘れてしまったのだ。江戸時代に戻れとはいわないが、明治維新政府によって全てを否定された江戸時代のほうがその後の時代より、立派であったことは認めねばならないであろう。科学万能であるよりも、江戸時代のほうが地方分権でもあり、ゆとりがあったのだ。勿論、戦争をしない仕組みを作っていたのも大いに関係あるではあろうが。
菅首相は、先祖が長州・山口のせいか、開国を口にするが、日本は、ペリーの時代から既に開国させられ、さらに、米国と中国に敗北して、開国蹂躙されているのだ。日本農業も米国・中国の支配下にあり、いつ飢餓に瀕するか分からない状況である。