何だかねえ・・・

今朝の「おはよん！」（日本テレビ）の冒頭で「今朝は、大変びっくりするニュースがありました」と言うものだから、いったい何事かと思ったら・・・


「松田聖子が再婚しました」だって。


いくらお目出度い話題とは言え、初めて結婚するのならともかく、もう３度目だと言うのに、今さら何が珍しいのか。

少なくとも、大半の人は、先般行われた「ＡＫＢ４８の総選挙」よりも、どうでもいい話だと思っているはず。

もはやテレビって、芸能界と一蓮托生なんだろうか。

先の次長課長・河本の生活保護費不正受給の件にしても、ニュースでは、もっぱら「どうして、そこまで個人を叩くのか」という風潮で、異常な現状について問題提起した片山さつき議員を誹謗中傷する者が多い。

中には「ほら、河本は昔貧乏だったぞ」というまったく意味のない証拠まで持ち出してくるヤツまで出てきたらしい。

別に貧乏時代に生活保護を受けたことを批判しているんじゃない。
売れっ子となった今も、なお受給していることを批判しているのに、誰もそこには触れずに、ただただ「どこがおかしいの？」の連発。

まるで「そんなのいいじゃん」と言っているみたいだ。


こんなニュースよりも、気になるのはこちら。

厚労省が、「精神障害者の雇用義務化を推進」しているらしい。

http://www.47news.jp/CN/200405/CN2004052101002880.html


現在も、企業には身体障害者の雇用が義務付けられており、規定の割合の雇用に満たない場合は、いわば「罰金」が科せられている。

これは、企業にとっては結構難しい問題で、そう簡単に企業が望む「働ける身体障害者」がいないのが現状だ。

せっかく雇っても、「ついていけない」などの理由で、すぐに辞めたりする場合も多く、だからと言って、すぐに次の人が見つかるわけでもなく、採用担当者としては頭の痛い問題でもある。

それに加えて、今度は精神障害者である。

厚労省が想定しているのが、単に「躁うつ病」や「てんかん」だけなら、発想が安易と言わざるをえない。

いちおう「精神障害者保健福祉手帳」を持っている人限定、ということらしいが、身体障害者とは違って、身体は動ける一方で、いつ何が起こるかわからないので、それに対するケアがかなり大変だと思う。

＜精神障害者保健福祉手帳＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E8%80%85%E4%BF%9D%E5%81%A5%E7%A6%8F%E7%A5%89%E6%89%8B%E5%B8%B3


「生レバーの提供禁止」にしてもそうだけど、役所が考えることは、どうも短絡的というか、「とりあえず法律で規定しときゃいい」みたいに考えているように思えてしょうがない。