これはイジメではなくトラブルです・・・はあ？

わけのわからないニュース

大阪市で、小学１年生の女子児童が荷物を無理矢理持たされたり、「裸になれ」と強要されたりするなどの「いじめ」を受けたため、不登校となり転校を余儀なくされたのは学校が対応を怠ったからだとして、両親が市を訴えた事件。

市側の回答は「これはいじめではなくトラブルだった」だって。

え～っと・・・

どういう意味？

市の解釈では、友達と何らかのトラブルになったため、その友達から「私たちの荷物を持て」とか言われてしまった、ってこと？

あるいは、トラブルになった結果、その友達がつい「裸になれ」と言ってしまった、っとこと？

いったいどういう展開になると、「荷物を持て」とか「裸になれ」とか言ってしまう流れになるんだろう。

しかも「単なるトラブルなんだから、まったく問題なし」と主張している連中の頭の中も理解不能だ。

だいたい、「裸になれ」などと言う行為は、「いじめ」などという軽いものではなく、犯罪じゃないの？

とは言え、市の関係者が、この事件に対して「まったく問題ない」と思っているとは思わない。

連中だって「このクソガキ（荷物を持たせたり、裸を強要した連中）が！余計なことをしやがって」と思っているはずだ。

ただ、自分たちが責任を取ることだけはしたくないので、何としても「いじめではない」と言うしかない。

被害者のことなんかより、自分たちの保身の方が最優先だから、そのためにはどんな屁理屈だって言う。

その結果が「いじめではなくトラブル」という珍解釈なんだろうと思う。

メディアの伝え方も中途半端で、原告である父親のコメントとして「市が設置した第三者委員会を市自身が疑っていて、それこそ対応を怠っているのではないか」と書いてあったけど、こんな言い方するか？

第三者委員会が「いじめだ」と認定していることに対して、市が疑うとか疑わないとかは関係ないだろう。

しかも、市を訴えるほど激怒している両親が、「市が第三者委員会を疑っているのではないか」などという呑気な言い方をするわけがない。

ホントは、もっと厳しい言葉で市を非難しているはずだ。

もともと、明らかな暴力に対しても、あえて「いじめ」と報じたりするのがメディアだけど、本当は父親が何とコメントしたのか、このあたりはもっときちんと書けよ、と思う。

まあ、総裁選とかいろいろあって、こんな「どうでもいい事件」なんかいちいち報道したくないんだろうけどね。

https://news.yahoo.co.jp/articles/22216d0161a412abda638c063948dbcc99cbbede