はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

「まだやってんの?」から「よく平気で開催できるよなあ」へ

2024-08-31 | 日記
かなり前から「いつまでやってんの?」と言われていたものが、今や「よく開催できるよなあ」と言われるようになった日テレの24時間テレビ。

チャリティと称して、実は出演者のギャラのためにやっているんじゃないか、とも思えた募金について、関係者による横領が発覚したにもかかわらず、まったく反省もせずに今年も開催するようだ。

そんな中、台風が接近しているので「いくら何でも、これは中止するだろう」と思われていた芸能人による何の意味もないマラソンは、予定通り実施するらしい。

一方で、今年から実施する予定だった一般人によるマラソンの方は、早々と中止を決定したそうだ。

芸能人(今年はお笑い芸人のやす子)によるマラソンは「安全に配慮しながら実施する」ということなので、関係者の露骨な本心が垣間見える。

つまり、一般人の方は、豪雨や強風のせいで万が一事故が起こるといろいろと面倒臭いので中止にするけど、芸能人によるマラソンの方はうま味がありすぎるので、何としても実施する。

たとえ強風が荒れ狂う中、やす子がずぶ濡れになりながら走ることになったとしても、それはそれで「感動する」バカな連中がたくさんいるので、むしろ美味しい。

だいたい、「チャリティ・マラソン」とか言いながら、走りながら募金をお願いしているわけではない。

芸能人は、ただ走っているだけ。

「なぜ走るのか」などということを疑問に思うヤツは誰もいないので、彼。彼女らが苦しみながらゴールするだけでボロ儲け。

ゴールとなる会場では、今か今かと「感動する準備」をしながら待ち構えているアホどもが、ホントに走っているのかを疑うこともなく、ただただゴールしたら「サライ」を歌いながら感動する。

ホントに見ていて「こいつらアホなのか?」と思えるほど滑稽なシーンだ。

という私は、ここ数十年(?)この番組を見ていないので、その後どういう状況が展開されているのかまでは知らないのだが、たぶん何も変わってないだろう。

この偽善番組が行われている時間帯は、何時に何の番組をやっているのかさっぱりわからないので、チャンネルを合わせることさえしていない。

何でこんな茶番が行われているのか、その歴史を調べていたら、初めてマラソンが行われたのは1992年だそうだ。

きっかけは、お笑い芸人間寛平が、自ら提案してきたことらしい。

まあ、寛平としては、自分をアピールするいい機会だ、くらいとしか思っていなかったのだろうけど、その後これが定着し、毎年「誰を走らせたら面白いか」というだけの理由で走者を決定するのだろうと思う。

マラソンに限らず、この偽善番組について、関係者側は「やめられない使命を背負っている」などと勝手に思い込んでいるようだけど、それは「使命」ではなくて、上からの「指示」だからじゃないの?

ところで、出演者にはいまだにギャラが支払われているのかね?

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