どうした、治郎！

あの辛坊治郎が、どうやらイカれてしまったらしい！？

テレビの番組の中で、こう言ったそうだ。

「日本の全エネルギーは太陽光だけで賄えます。日本は緯度が南にあるから日照時間も長い。実証実験を１５年して、エネルギーは太陽光＋蓄電池で賄えます」

うん、明らかに違和感がある。

「日照時間が長い」とか言ったところで、そもそも太陽が出ていなければ発電できないシステムなんだから、どう考えたって非効率的だろう。

それに、全戸に太陽光パネルを設置して、さらに蓄電池を備えるというのは、どう考えても現実的とは思えない。

しかも、「パネルは何年でも持つ」とまで言っちゃうと、もはやカルトとしか思えない。

さらに、自然破壊の問題もあれば、台風や豪雨の時の二次災害の危険性もある。

少なくとも「太陽光発電だけで大丈夫」という理屈自体が成り立っていないと思うわけだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/46409ca85c8ec131d7fdb93d9624078fc0b0ab9f


当然のことながら、これに対して批判を浴びると、今度はツイッターで、こんなことをツイートしたそうだ。

「もう一度言うよ。今日本中の太陽光パネルが発電している電力は、日本の稼働可能な原発全部をフル稼働しても追いつかないのですよ」

いろいろと調べてみると、太陽光発電が最大となるのは正午であるが、この時間帯について言えば、確かに稼働している原発による発電量を上回っている。

しかし、そもそも稼働している原発自体が、全体の１割にも満たないのだから、これをもって「原発がフル稼働しても追いつかない」と主張するのは無理がある。

少なくとも「現在稼働している原発に限る」と言わなければフェアではない。

しかも、電力使用量がピークとなるのは、17時台だから、この時間帯には太陽光は役に立たない。

そして、このピーク時の電力を賄っているのは圧倒的に火力だそうだ。

つまり、辛坊治郎の主張していることには、まったく整合性がなく、はっきり言えば「ウソばっかり」ということになる。

https://twitter.com/JiroShinbo_tabi/status/1543073252935073792?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1543079643091087361%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es3_&ref_url=https%3A%2F%2Fagora-web.jp%2Farchives%2F220702071124.html


辛坊治郎がここまで変なことを主張するようになった理由は、いったい何なんだろう。

たぶん利権絡みだろう、と言われているけど、割とまともなことを言っていた彼が、小池百合子並みのことを言い出すようになったことが、何だか残念だ。

もしかして、どっかの党から出馬するつもり？