はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

映画評1167 ~ 違国日記

2024-06-07 | 映画評
今回は「違国日記」です。

コミック誌「FEEL YOUNG」で2017年から2023年まで連載されたヤマシタトモコの同名漫画を映画化し、人見知りな女性小説家と人懐っこい姪の奇妙な共同生活を描いたヒューマンドラマ。
新垣結衣が槙生役、オーディションで抜てきされた新人・早瀬憩が朝役でダブル主演を務め、槙生の友人・醍醐を夏帆、元恋人・笠町を瀬戸康史、朝の親友・楢󠄀えみりを小宮山莉渚がそれぞれ演じる。監督・脚本は「PARKS パークス」「ジオラマボーイ・パノラマガール」の瀬田なつき。

主演:新垣結衣
共演:早瀬憩、夏帆、小宮山莉渚、中村優子、伊礼姫奈、滝澤エリカ、染谷将太、銀粉蝶、瀬戸康史など

<ストーリー>
大嫌いだった姉を亡くした35歳の小説家・高代槙生は、姉の娘である15歳の田汲朝に無神経な言葉を吐く親族たちの態度に我慢ならず、朝を引き取ることに。他人と一緒に暮らすことに戸惑う不器用な槙生を、親友の醍醐奈々や元恋人の笠町信吾が支えていく。対照的な性格の槙生と朝は、なかなか理解し合えない寂しさを抱えながらも、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに、家族とも異なるかけがえのない関係を築いていく。


久々のガッキー映画である。

調べてみたら、主演としては2015年の「くちびるに歌を」以来、出演作としても同年の「S-最後の警官」以来となる。

かつては、ただ「かわいい~」と言いたいだけで見ていたような気がするが、今回は久しぶりに見て、ずいぶんと綺麗になっていて驚いた。

しかも、貫録が出てきたというのか、演技もうまくなっているように思えた。

というか、元々あまり声が通らない人だったので、「フレフレ少女」なんて、かなり見ていてキツかったという覚えがあるのだが、今作では寡黙で不器用な女性を演じていることもあって、とても良かったと思います。

いやあ、久々にガッキーが見られて良かった!

いちおう、内容についても触れておきます。

ストーリーはいたって平凡で、両親を亡くした少女・朝を叔母(朝のお母さんの妹)である槙生が引き取ることから物語は始まるのだが、最初はお互いに気を使っていて、うまくいかなかった二人も、やがて気持ちを通じ合わせていく話・・・

こう書けば、何か大きな進展を期待してしまうのだが、結論から言うと、劇的に仲が良くなるわけでもなく、ケンカ別れするわけでもない。

朝が高校に通うようになって、まわりの友達とともに成長していく・・・という展開でもないし、槙生が元恋人である笠町とヨリを取り戻す・・・という展開でもなく、全体的に中途半端だった。

原作を知らないので何とも言えない部分はあるにしても、ほのぼの系なのに、あまりほのぼのとしていなかったのは、そのあたりの描き方がうまくできていなかったというか、焦点がボケていたように思う。

そして何よりも大きかったのは、早瀬憩が演じた朝にあまり魅力を感じなかったこと。

朝を演じた早瀬憩に魅力がなかった、と言い換えても同じような気もするが、まわりの女子高生たちと比べても、あまり演技がうまくなかったような気がする。

節々でのセリフのせいなのかどうなのかはわからないが、感情移入ができるようなキャラクターではなかった、と言ってもいいと思う。

なので、所々でいい場面はあるのだが、それが大きく進展することはなく、最後も結構あっさりと終わってしまって、終わった後の爽やかさを感じることができなかったのは残念だ。

今までなら「ガッキーかわいい~!!」だけで、すぐに「A」とか「B」とかつけていたのだけど、さすがに今回はそういうわけにはいかない。

ということで、評価は「C」にします。

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2 コメント

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Unknown (通りがかりの者)
2024-06-14 14:18:16
>調べてみたら、主演としては2015年の「くちびるに歌を」以来、出演作としても同年の「S-最後の警官」以来となる。

S以降だと以下の作品があります。
ミックス。
コード・ブルー
ゴーストブックおばけずかん
正欲

正欲は個人的には面白かったです。
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Unknown (はぶて虫)
2024-06-15 08:54:34
>通りかがりの者さん

コメントをありがとうございます。
私の書き方がマズかったようですね。
あくまでも「私が見たガッキー映画」ということです。
いずれの作品も知ってはいましたが、
「ミックス」は卓球ものだし・・・
「コードブルー」と「ゴーストブックおばけずかん」は何となく。
「正欲」は暗い感じがしたので、見ませんでした。
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