はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

発言の一つひとつが・・・優越感丸出し!?

2024-08-28 | 日記
ネットで拾った気になる記事。

タイトルは『「日本人は滅びる」ファーストリテイリング柳井社長が語る危機感』

「とにかく安い!」から始まって、そのためには生産をすべてチャイナで行い、日本人労働者排斥と国内企業の沈滞のために最大限の努力をしている、あのユニクロの親分である。

日テレの単独インタビューということで、記事は日テレの記者二人との掛け合い漫才となっている。

だから「日本人は滅びる」という言葉から、最初は「私の期待通りに進んでいる。日本はいずれチャイナの一部になる」という意味で言っているのかと思っていた。

ところが、どうも違うらしい。

以下、本人の言葉から抜粋。

「労働力だけじゃなしに知的能力も落ちていくんじゃないですか。というのが、単純労働者ばかり入れているでしょう。知的労働者をもっと入れて、知的労働の生産性を上げるための勉強を日本でも海外でも一緒にやらないと。中間管理職から上級管理職の人口の中の移民、あるいは何か研究開発する、そういう人をもっと増やさないといけないんじゃないかなと思いますけどね。そこが少ないのが一番問題だと思いますよ」

⇒自分のところは、知的労働者というか、技術者も含めて全部チャイナに持っていっているくせに、「日本には知的労働者が少ない」とは、よく言えたものだ。
ここの文章を一言でまとめると、「海外から移民としてもっと入れろ。単純労働者だけでなく、知的労働者も全部移民にしてしまえ」ということになると思う。

『日本文化が好きだ』とか、『日本人と一緒に仕事をしたい』という人を増やしていかないといけないんではないですか。そういう人たちに『日本に来て一緒に仕事しませんか?』というのをどんどん進めていかないといけないんじゃないんですかね。

⇒そういうお前は、日本が好きなのか?日本の文化が好きなのか? まったくそうには見えないが。
「チャイナ人と一緒に仕事をしたい」と思っているヤツが、いったい誰に向かって「『日本人と一緒に仕事をしたい』という人を増やしていかないといけない」などと言っているのか。
ホントにそう思うのであれば、まず自分のところから日本人労働者を増やせばいい。

「お前ら、もっと日本人と一緒に仕事したいと思うような企業にしろよ。まっ、オレはチャイナ人と一緒に仕事するけどね」というのは、まるで女性の味方のフリをして、実は女性を見下している上野千鶴子に似ている。根っこの部分ではたぶん同じなんだろうと思う。

「少数精鋭で仕事するということを覚えないと日本人は滅びるんじゃないですか」

⇒これは言っていることがよくわからない。

取材した日テレの片山という記者によれば、柳井の言葉を要約すると次のようになると言っている。

「日本は人海戦術で人を十分以上に使いすぎていたと。だから日本ほどサービスのいい国はない。しかもサービスはタダだと思っている。でも、本当はサービスというのはお金がかかることなので、会社経営としては本心からのホスピタリティを持った少数精鋭でやらなければならない。つまり安い賃金で大勢でまったりではなくて、高い賃金で少人数でそれに見合う仕事をしろ」

もしその通りだとすると、日本はいまだに効率もクソも関係なく、とにかく人海戦術で仕事をしている企業が多い、と言っていることになるが、いったいいつの時代の話をしているんだ?
しかも、「品質はどうあれ安い賃金で仕事をさせている」のは、まさに柳井のところではないのか。

取材した片山にしても、城間にしても、全体的に柳井のヨイショをしているようにしか思えず、自分のところを差し置いて、調子のいいことばかり言っている柳井に対して反論さえしない。

こんな取材は、社内インタビューであればわかるけど、少なくとも報道機関である日テレがやるような内容ではないと思う。

いずれにしても、これまではただ「安ければいい」というだけの商売をしていたヤツが、急に自社がブランド扱いされるようになると、途端にエラそうに日本経済を語るようになると、実に陳腐な言葉しか言わない、という典型的(?)な例ではなかろうか。

ユニクロの柳井と楽天の三木谷の二人に対して、何か発言するたびにツッコミたくなるのは私だけ?

https://news.yahoo.co.jp/articles/c1a844f91f6bd5449cd12427cf34542327f45b5c


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