自宅で宴会を開いちゃいかんのか？

ネット等では盛り上がっていたものの、詳細がよくわからなかったので、これまで取り上げなかったけど、いろいろと見ていくうちに、ちょっと触れてみたくなった話題２つ。

１つは、「岸田首相の息子が首相公邸で忘年会を開いた、けしからん！」というやつ。

メディアは、まるで国会内でドンチャン騒ぎをしていたかのように報じていたのだが、蓮舫が国会で政治とはまったく関係のない個人的な写真撮影をしていたのとはわけが違う。

まず、首相「官邸」と首相「公邸」とを混同しているのか、あるいは知っていてあえて騒いでいるのかも知れないが、「公邸」はいわば自宅である。

もちろん、一般人の自宅とは違うのだが、首相の家族が住んでいるところには違いない。

だから、宴会くらいやるだろうし、表に出ている写真を見る限り、それほどドンチャン騒ぎをしている感じではない。

にもかかわらず、メディアや野党は、「よっしゃ、やったぞ。これで首相批判ができる」としか考えていないようで、その報道のし方が一方的だし偏向に満ち満ちている。

中には、サンモニの青木理みたいに、「首相公邸は、この国の究極の公的な空間であり、公的な権力の中枢だ」とか意味不明のことを堂々と言うヤツまでいる。

どう考えたって、蓮舫の方がよっぽど悪質だし、不謹慎だし、公私混同も甚だしいわけだ。

ただ、ネットなどでも指摘があったように、問題は「誰がこの写真を流出させたか」ということだと思う。

たぶん、身内の中の誰かがリークしたんだろうけど、そういう危機管理意識が岸田家には欠けている、ということだと思う。


２つ目の話題は、オリラジの中田敦彦が、Youtubeで「松本人志はお笑いの賞レースの審査員をやりすぎ」とか言った話。

正確には「全部のジャンルの審査委員長が松本人志さんっていうとんでもない状況なんですね」と言っているのだが、現在松ちゃんが審査委員を務めている番組は「M-1」と「キング・オブ・コント」の２つだけ。

例えば「IPPONグランブリ」では、ＭＣを務めてはいるものの、審査には関与していない。

中田が言うところの賞レースで言えば、いちおう大きな大会である「R-1」や「THE W」では審査委員長どころか審査委員そのものをやっていない。

どう見ても、松ちゃんが「全部のジャンル」に出ているわけではないわけだ。

中田が勘違いしているはずがないので、わざと「全部のジャンルの審査委員長」と言って、話を大袈裟にしているだけ、としか思えない。

当然のことながら、中田に対して反論や誹謗中傷の嵐が吹き荒れる一方、ホリエモンみたいな常に「逆張り」をしたがる連中までも参戦して、思った以上に盛り上がっている様子だ。

ただ、これを「中田はこうなることまで予測してやっている」とするのも、ちょっと違うような気がする。

どうせ批判されたところで、聞く耳を持っていなさそうなヤツだし、これでYoutubeの再生数が増えるとも思えないので、単なる「カマってちゃん」なんだと思う。

話題にしてもらえるだけで嬉しい、ただそれだけ。

デビュー直後くらいに一世を風靡した（？）ことで、その感覚が忘れられないのだろうと思う。

「オレは、何をやっても成功するんだ」という過信。

ネットでは、キングコング西野と比較している人もいるようだけど、むしろ元阪神の藤浪に似ているような気がする。