アラブのうわさ

アラビア語、アラブ文化、イスラーム(イスラム)等に関する話題を元留学生が等身大でお伝えします!

汚水漏れ

2005年11月24日 00時55分34秒 | Weblog
 私の住んでいる寮はかなりボロく、いたるところにガタがきているのですが、ここ最近はトイレで汚水が漏れて困っています。というのも天井裏のトイレの下水管が腐食していて、上階から糞尿まみれの水がポタポタと滴り落ちてくるのです。そのため、落ち着いて用を足すこともできません。
 例によってバングラデシュ人の労働者達が掃除をしてくれるものの、それでも教室での異臭とはまた違った耐えられない臭いが漂い、トイレを使う際にはわざわざ別の階まで行かざるを得ないという状況です。
 一番新しい建物への移転を希望しているのですが、果たして受け入れられるのかどうか・・・

ムーミンがやってきた!

2005年11月24日 00時54分00秒 | Weblog
 ムーミンといっても、北欧のカバに似た化け物のことではありません。
 ムーミン(ムウミンと表記した方が正しい発音に近いのですが)はエジプト留学中に仲良くしていたバングラデシュ人で、彼はアズハル大学の学部生でした。今年で4年生、つまり残り1年だけだったのに、それを蹴ってまでマディーナに来たのです。
 以前、彼のマディーナ留学の申請が受理されたという話を聞いていたものの、アズハルで勉強を続けるとのことだったので、まさかマディーナで再会できるとは思ってもいませんでした。
 以前から知っている友達が身近なところにいるというのは、寂しさも紛れますし心強いものですね。

異臭騒ぎ その後

2005年11月19日 00時18分13秒 | Weblog
 異臭に悩まされ始めて数日経ちました。
 さすがにこの臭いに耐えかねたのか、アラビア語読解の先生が教室の全員に対し、
『イスラームでは清潔を好みます。金曜日の礼拝の時だけでなく、日頃からちゃんとシャワーを浴びるように心がけ、臭わないようにしなくてはなりません』と言ってくれました。
 でもあれほど強烈な体臭がシャワーを浴びたくらいで消えるのでしょうか?ちょっと疑問です。

ノーヘル二人乗り

2005年11月18日 23時10分19秒 | Weblog
 大学の敷地は結構な広さがあるため、大学内を原付で移動する学生の姿をよく見かけます。でも彼等、ノーヘルなんですよね・・・コケたら痛いでしょうに。とはいえ、たしか日本も30年くらい前までは原付乗車時のヘルメット着用は義務付けられてなかったんじゃないでしょうか?
 更に二人乗りする時にも当然ノーヘル。原付にノーヘルで二人乗りなど、高校時代を連想させられてしまいます。もちろん今ではとてもじゃないですが、そんなこと恐くてできません。

奨学金がもらえました

2005年11月17日 00時13分06秒 | Weblog
 前期が始まって2ヶ月が経ち、ラマダーン中にお伝えした『奨学金がもらえない!』という状況がようやく解消されつつあります(私は今日、ようやくもらうことができました)。ですが未だに奨学金が支給されていない学生も多く、中でもアフリカ出身の学生など飲まず食わずの生活でとても見てはいられません。同じクラスのマラウィ人(『異臭騒ぎ』の子とは別人)などラマダーンが終わってから約2週間、『パンと紅茶だけ』という食事を続けているそうです。11人家族なので、とても仕送りなどしてもらえる余裕はないとのことでした。むしろ『奨学金が支給されるようになったら毎月845リヤルのうち200リヤルはマラウィに送金しなくっちゃ』と言っているくらいです。明日はたまたま任意の断食をするつもりだったのでまとめ買いしてあった食券のうち、明日の昼食分のチケット(学食の食券は前売り制。それには日付と朝食・昼食・夕食とが記入してあって、決められた日時にしか使えず、断食をするとムダになってしまうのです)を彼にあげたら、目を輝かせて喜んでくれました。ひもじい思いをしている子の助けになれてよかったです。

異臭騒ぎ

2005年11月16日 23時24分50秒 | Weblog
 この頃、教室内に異臭が漂っています。というのも、マラウィ(アフリカ南部の国)からの新しい編入生で強烈な体臭を発する子がいるからです。アフリカ系の黒い学生は体臭のキツイ子が多いものですが、彼の場合はたぐいない臭いだといえるでしょう。毎朝、教室に入るとまずその臭いに頭がクラクラしてしまいます。時々、誰かがバラ水をスプレーしても焼け石に水とでもいいますか。最初は芳しい香りがするものの、すぐその野生の臭いに打ち消されてしまいます。
 デオドラント・スプレーをプレゼントしようかとも思いましたが、それもなんか失礼な感じですし、第一それをあげたところで彼がちゃんと使ってくれるという保証もありません。性格が醜悪な人ならあえて自分から話しかけないなど手の打ちようもありますが、臭いとなると鼻栓でもしなくては避けようがないですよね。
 もし順調に学院で勉強を続けるとすると、学部入学までの1年半の間、彼と同じクラスということも大いにありえます。はぁ、耐えどころなのでしょうか

あぁ、ラマダーン休暇終了

2005年11月12日 00時22分35秒 | Weblog
 2週間以上に渡ってのラマダーン休暇も今日でおしまいです。講義の復習をしなくてはと思っていたのですが、結局何も手をつけないまま前期の後半を迎えることになりました。
 また先週までは暑い暑いと思っていたのに3日前から急に寒くなり、つい先日まで夜でも30度あった気温が今は17度くらいまで下がるのです。昼間も25度程度にしかなりません。
 リヤードに滞在していた時、かわいい冬服を何着か手に入れたので、早速その服を着てみることにします。

けもののハブラシ

2005年11月12日 00時16分25秒 | Weblog
 それにしても、こちらで見かけるハブラシってなんで大きいんでしょうか?まるでライオンかトラの歯を磨くための『けもののハブラシ』といったかんじがします。
 薬局を何件かまわっても、日本にあるヘッドが小さく奥歯までよく磨けるタイプのものはありませんでした。日本から持ってきた小さいハブラシを使っていたら『なんで子供用のハブラシを使っているの?』と笑われたくらいなので、彼等にしてみると馴染みの薄いものなのでしょう。
 でもその言葉をヒントに、こちらでハブラシを買うときには子供用を求めるようにしています。とはいえ日本で売っているハブラシに比べ磨き心地は劣るので、残念ながらあまり満足のいく代物ではありません。

雨乞いの礼拝

2005年11月11日 02時25分22秒 | Weblog
 今朝、サウディアラビアでは雨乞いの礼拝が行われました。なんでも例年なら雨が降ってもいい時期なのに、今年の秋はまだ降雨がみられないからだそうです。雨が降らないのは信者が神に背いたことが理由と考えられ、アッラーに赦しを請うことがこの礼拝の目的です。
 雨乞いの礼拝は通常、早朝の礼拝の後に日が出てから行われます。またこの礼拝では服を裏返し・左右逆に着ることとなっています。
 ここマディーナは砂漠であるものの、一部の土地では農耕も行われているので、お百姓さんは雨が降らないと困るでしょう。早く雨が降ってもらいたいものです。

中森明菜の『SAND BEIGE』(サンドベイジュ)

2005年11月11日 02時22分42秒 | Weblog
 中森明菜の曲『SAND BEIGE』にはアラビア語の歌詞が含まれています。『アナ・アーウィズ・アローホ・サンドベイジュ』というエジプト方言丸出しの表現なのですが、作詞者は一体どこからこの言葉を引っ張り出してきたのでしょう。ちょっと興味があります。サンドベイジュの意味は正確にはわかりませんが、サブタイトルが『砂漠へ』となっていることから考えると、このフレーズの意味は『私は砂漠に行きたい』とでもなるかと思います。
 また歌詞の流れからして女性が語っているはずなのに、なぜか『アーウィズ』という男性が使う言葉で歌われています。女性なら『アーウィザ』と言わなくてはいけないのに・・・これではオカマの失恋の歌になってしまいます。
でもきっと中森明菜本人はこの事実を知らないんでしょうね。まあ知らなくてもいいことかもしれませんが