1920年、トルコには200万人のキリスト教徒がいた。それが今世紀初めには数千人になった。またシリアでは前世紀の初めに人口の3分の1がキリスト教徒だったが、今では10%である。前世紀の40年代にはレバノンの人口のうち55%がそうだったものの、今日では36%となっている。エジプトやパレスチナ、イラクにおいても状況は違わない。半世紀前、西岸の町々で60%だったが、その後は2%となっている。イラクだと30年前に170万人であった後、70万人以下である。エジプトでは移住という形で、年を追うごとに次々と減っている。
オリエント地域の社会的な垣根における基本的部分の欠如の形成後、この地域のキリスト教徒は劇的に少なくなっている。
注・西岸はヨルダン河西岸のこと
(以上、雑誌『アル・ムシャーヒド』658号より)
特にイラクではスンニとシーア、前記のようにキリスト教徒が存在する上、更にアラブとクルドの民族問題まであり、抗争はなかなか絶えません。
イスラーム法上ではキリスト教徒が人頭税を払う限り、その安全は保障されなくてはいけませんが、保障を保証することができないのが現実であります。
オリエント地域の社会的な垣根における基本的部分の欠如の形成後、この地域のキリスト教徒は劇的に少なくなっている。
注・西岸はヨルダン河西岸のこと
(以上、雑誌『アル・ムシャーヒド』658号より)
特にイラクではスンニとシーア、前記のようにキリスト教徒が存在する上、更にアラブとクルドの民族問題まであり、抗争はなかなか絶えません。
イスラーム法上ではキリスト教徒が人頭税を払う限り、その安全は保障されなくてはいけませんが、保障を保証することができないのが現実であります。