アラブのうわさ

アラビア語、アラブ文化、イスラーム(イスラム)等に関する話題を元留学生が等身大でお伝えします!

中森明菜の『SAND BEIGE』(サンドベイジュ)

2005年11月11日 02時22分42秒 | Weblog
 中森明菜の曲『SAND BEIGE』にはアラビア語の歌詞が含まれています。『アナ・アーウィズ・アローホ・サンドベイジュ』というエジプト方言丸出しの表現なのですが、作詞者は一体どこからこの言葉を引っ張り出してきたのでしょう。ちょっと興味があります。サンドベイジュの意味は正確にはわかりませんが、サブタイトルが『砂漠へ』となっていることから考えると、このフレーズの意味は『私は砂漠に行きたい』とでもなるかと思います。
 また歌詞の流れからして女性が語っているはずなのに、なぜか『アーウィズ』という男性が使う言葉で歌われています。女性なら『アーウィザ』と言わなくてはいけないのに・・・これではオカマの失恋の歌になってしまいます。
でもきっと中森明菜本人はこの事実を知らないんでしょうね。まあ知らなくてもいいことかもしれませんが

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7 コメント

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サンド・ベージュ (くま@みーな)
2005-11-11 02:45:46
「Sand Beige」って、エジプト方言で歌っているのなら、「サンド・ベーグ」って言わなきゃ。



それはさておき、わが家にはサウジアラビアからモロッコまでの4カ国の砂漠の砂があります。出張や旅行の際に、ペットボトルに入れて持って帰ってきたものです。



オレンジ色に近い砂、黄色っぽい砂、とても粒子が細かい砂などそれぞれ特徴があり、面白いです。
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アウザ (haruko)
2005-11-11 19:58:34
アーウィザ じゃなくて、アウザ と母音が短くなります。
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ナイル (haruko)
2005-11-12 00:45:46
 そういえば、2番で「アナー・アーウィズ・アローホ・ナイル」と歌っていましたね。ナイルはアラビア語でアン・ニールなのに…。



 明菜とアラビア語といえば、「アル・マージ」も許せません。波という意味の「マウジュ」の au という二重母音が何故かアーという長母音に替えられています。



 アラビア語ではありませんが、ポルトガル語専攻の知人によれば、「ミ・アモーレ」もほんとは「メ・アモーレ」で「私を愛して」なのだそうです。
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サンド・ベーグ・・・ (habib)
2005-11-19 00:36:06
そうですね。エジプト訛りなら発音は『サンド・ベーグ』じゃないと、おかしいですよねえ。エジプト人はクルアーンを読む時も『ギーム』の発音するくらいですもの(まあ、中にはちゃんと『ジーム』で読む人もいますが)。
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アウザですね (habib)
2005-11-19 00:37:01
うーん。あまり女性と話すことないので、注意していませんでした。



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勉強になりました (シマナイチャー)
2009-02-20 19:31:41
初めまして。小説を書いている者なのですが、その中に中森明菜の問題の曲が出てくるもので、意味を調べているうちに、こちらへたどり着きました。おかげさまで、大いに勉強になりました。
小説本文中では、話の性質上、正確な表記について触れることができないのですが、あとがきでぜひご紹介したい、と存じます。ご迷惑にならなければ、こちらのURLもご紹介したいと思いますが、いかがでしょう。よろしくお願いいたします。
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専門家ではないので...。 (Etsko)
2009-09-10 08:25:56
やたらにエキゾチックな歌詞を書いても誰かを怒らせたりしたらヤダな。誤表記はともかく、私は、歌謡曲として明菜のエキゾチック路線は好きです。中高生ぐらいの時はこれでかなりイマジネーションをかき立てられました。
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