前期が始まって2ヶ月が経ち、ラマダーン中にお伝えした『奨学金がもらえない!』という状況がようやく解消されつつあります(私は今日、ようやくもらうことができました)。ですが未だに奨学金が支給されていない学生も多く、中でもアフリカ出身の学生など飲まず食わずの生活でとても見てはいられません。同じクラスのマラウィ人(『異臭騒ぎ』の子とは別人)などラマダーンが終わってから約2週間、『パンと紅茶だけ』という食事を続けているそうです。11人家族なので、とても仕送りなどしてもらえる余裕はないとのことでした。むしろ『奨学金が支給されるようになったら毎月845リヤルのうち200リヤルはマラウィに送金しなくっちゃ』と言っているくらいです。明日はたまたま任意の断食をするつもりだったのでまとめ買いしてあった食券のうち、明日の昼食分のチケット(学食の食券は前売り制。それには日付と朝食・昼食・夕食とが記入してあって、決められた日時にしか使えず、断食をするとムダになってしまうのです)を彼にあげたら、目を輝かせて喜んでくれました。ひもじい思いをしている子の助けになれてよかったです。