磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける
世界一社風のいい会社を目指しています。

『旅するダンボール』

2018年12月30日 19時11分18秒 | I LOVE シネマ・ドラマ

アメリカ出張直前に公開され、帰国後間も無く終了してしまった『旅するダンボール』。
報告が遅れましたが、無理くりスケジュールを調整し、何とか観賞できました。

入口で、主人公の島津さんが懐かしい感じがするイラストにひとめ惚れした日本最南端で
採れる徳之島ポテトの例のダンボールケースのミニチュア版が配布されました。


    

観客は15人から20人くらいでしょうか?
一体どういう人が見に来るのか、中には業界関係者がいるんじゃないかと思い、観察
したんですが、それらしき人は見当たらず、普通の高齢者がほとんどでした。

そこで、

 「どうしてこの映画を見に来たんですか?」

と一人ひとりにインタビューをした・・・  かったんですが、さすがの私でもできま
せんでした。


世界中の街角から(From All Corners)集めた、お国がらが感じられる色、デザインの
使用済みダンボールをこよなく愛する島津さん。段ボール愛に満ち溢れています。
すごいです!



それらを材料に段ボール製の札入れや、コイン入れ、名刺入れなどを作ると、これが
本当に高い値段で売れるんです。


大学時代、実力で電通にデザイナーとして就職したんですから、もともと才能豊かな
人なんですね。

電通時代の上司や仲間の島津さんの人物評は興味深かった。
とんでもないニッチな分野で世界的に活躍する人って、その前段階でどんな人間
だったかは、採用する側にとって、興味深い事例です。



映画の中では、徳之島ポテトの段ボールケースがつくられるM紙業様の熊本事業所の
M事業所長も登場し、それを実際に生産しているISOWAのアイビスもチラッと
映りました。

    

アイビスから出て来る段ボールを真剣に見つめる島津さんです。


その後、この印刷用の印判を手彫りで制作した方を探したところ、すでにリタイア
されていたので、自宅を訪ねると、奥様と一緒に出迎えてくれ、自分が手彫りした
印判による印刷にそこまで興味を持ってもらったことに感激し、ご自分のご主人の
仕事をこんなに評価してくれる人との対面に、奥様は涙。
とっても美しい涙でした。


段ボールで財布を作るワークショップを世界各地で催している島津さん。
ぜひISOWAのファミリー・オープンハウスでもワークショップを開いて
もらいたいな。 私も段ボール製の名刺入れを買って、みんなに自慢したいな。



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