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磯輪日記

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『トヨトミの世襲』

2024年01月16日 21時02分48秒 | こんな本読みました

 

1作目『トヨトミの野望』。

    

 

『トヨトミの野望』 - 磯輪日記

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2作目『トヨトミの逆襲』。

『トヨトミの逆襲』 - 磯輪日記

『トヨトミの逆襲』 - 磯輪日記

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に続く、巨大自動車企業トヨトミをテーマにした小説の3巻目にして、最終作。

 

2作目と3作目の帯を見比べると、どっちにも「『99%実話』の噂で書店から消えた」と

書いてあります。(笑)

3作目の表紙の老婦人とメガネの青年は誰でしょう? それは読んでのお楽しみ。

 

過去の2作同様、今回も、

 

 「これ、どこまで本当で、どこからがフィクション?」

 

と思わずにはいられません。

新しい登場人物が出る度に、スマホで誰がモデルか、本当にそんな噂があったのかを調べつつ、

読み進めました。

 

本の中に、

 

 「事業の承継に必要なものは、創業者のやり方・考え方をそのまま踏襲する

  ことでもなければ、ましてや血統でもない。創業の精神とそこで働く人々の

  情熱を、時代に合わせてつなぎ合わせることだ。」

 

という一節がありました。

 

私は、世襲によって社長になりました。限りなく100%に近く『血統』がその理由です。

ただ『創業の精神とそこで働く人々の情熱を、時代に合わせてつなぎ合わせ」ようとする意思は、

空回りすることも多かったけど、自分なりに持ち合わせていたつもりです。そしてその意思は

年々固くなっていき、誰にも負けないものにしたつもりもあります。『血統』だけで受け継いだけど、

決して『血統』だけで続けたことはありません。

 

私も、これから承継していく立場です。受け継ぐ者は、最初は私同様、『血統』だけであっても、

そこからいつか「血統だけじゃなかった」と認めてもらえるよう、精いっぱい努力して欲しい。

 

私も、バトンタッチの時までに、少しでも『血統』以外にも承継の必要条件が備わるように、

精いっぱい指導します。 だから殺すのだけは、勘弁してね。

 

同族企業で、バトンを渡すすべての人、そして渡されるすべての人、『他山の石以て玉を攻むべし』。

 

 


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