羨ましいな

昨日から東京へ年始の挨拶に来ていました。

そして一夜明けた今朝は とてもワクワクする時間を過ごすことになりました。


光が１ー2年後にＭＢＡで学ぶことを考えているのですが、進学先の候補のひとつで
ある一橋大学大学院国際企業戦略研究科（略して『ＨＩＣＳ』）の実際の授業を
聴講させてもらいました。

昨年から聴講可能な授業をいくつか紹介してもらっていたのですが、どれも都合が
付かず、

「年が改まってもいいので、せっかくだったら楠木先生の授業を
聴けませんか？」

と図々しくお願いして、今日の聴講となったのです。


朝８時半、教室に到着してしばらくすると、楠木先生が入って来たので、授業前に
挨拶して、最後列で聴講させてもらおうとしたら、

「授業の冒頭、学生に紹介するので、ここに座って下さい」

と最前列の席を勧められました！


そして授業がスタートすると、すぐに学生に紹介され、

「簡単に自己紹介して下さい」

と突然言われちゃいました。


そうそう、書き忘れていましたが、ここHICSでは授業はすべて英語で行われます。
それからここHICSの学生は８０％は留学生なんです。
だから自己紹介も英語です。


私が自己紹介すると、ある学生が「ＩＳＯＷＡのこと知ってる」と言うんです。
これにはさすがに驚きました。


さすがに楠木先生の授業です。
のっけから、





この２枚の写真を見せて、

「さてこの二人の違いは何でしょう？」

という問いからスタートしました。
さすが 戦略の授業です。何より『違い』が大切ですからね 笑


その後、私まで引っ張り出されて、楠木先生と私の違いは何か？ と学生に問い、

「バックグランドが違う」

という学生の答えが出ると、

「それじゃあ磯輪さん、ちょっとご自身のバックグランドを紹介
してくれませんか？」

と言われたので、最初に、一橋の卒業生であることを伝えたら、「オー！」と
声が上がりました。


また「磯輪さんが一番大切にしているものは何ですか？」なんてことも聞かれたので、
正直に、素直に、「家族です」と答えたら、楠木先生が、

「私とはまったく違うな〜」


久々に、 マグレガーの“ X理論” 、“ Y理論” という言葉を聞くこともできました。
懐かしかったな〜

楠木先生が、

「これかなり古い経営理論だけど、知ってる人います？」

と聞いたけど、私以外に、知ってる学生は誰もいませんでした 汗
我々が学生時代は 誰でも知ってたんだけど、時代は変わりましたね。

だってその後、Z理論、さらにはG理論まであるそうですから。
逆に、それは知りませんでした。。。

この先に出てきたのが、現代の経営学の父でもあるマイケル ポーターさんなんですね。


もっとも感動したのは、先生が、学生に、

「みんなが考える Best performing Company を教えて下さい」

と質問して、６人に聞いた内のひとりが、先ほど「ＩＳＯＷＡを知ってます」と
言ってた女子学生で、彼女が、

「ＩＳＯＷＡです」

と答えてくれたことです。
いや〜、うれしかったな〜


「じゃあ、みんなが挙げた会社は何で差を作っていると思う？」

と一人ひとりに聞き始めました。

ＩＳＯＷＡを上げてくれた彼女は、

「成長の可能性」

と答えてくれました。すると、

「当の磯輪さんは何で差を作っていますか？」

と振られてしまいました。

そこで私は、

「お客様と仲間を満足させようとするコミットメントです」

と答えました。


こうして２時間の授業はあっと言う間に終わりました。

いや〜、楽しかったな〜

今日の話は、概論なので、これまで先生の本で読んだことだったり、講演で聴いた話
だったけど、それでも楽しかった。

でも、これからいよいよ核心である 戦略的ポジショニング の話になっていく。
この先の授業もずーっと聴きたい。
こんな授業が受けられる学生たちは、本当に幸せだな〜 羨ましいーーーー

もう一度、楠木先生の本、読んでみようっと。


授業後は、今回の聴講で大変お世話になったHICSのSさんと、大学院のこと、そして
学生のインターンシップや採用についてもお話しましたが、Sさん曰く、

「こんなに駆り出されたゲストはいませんよ」 笑

と言われちゃいました。


楠木先生、そしてSさん、ありがとうございました。