先日歯科へ行ったときです。
麻酔をかけてもらってる間、隣のブースの患者と歯科医の会話が聞こえます。
「歯が悪いときはパンはよくないんですよ」
へー、そうなんだ。柔らかいからいいように思うよね。
「モチモチしてるから、噛み切るのが大変で負担がかかるんですよ」
らしいです。
また違うブースからは
「朝、起きたら出血して枕が血で汚れてるかもしれませんが、普通ですから大丈夫ですよ」
枕が血で汚れても普通なんだ。
症状というものもあるんでしょうし、患者さんを楽にさせる言葉ではあるんでしょう。
しかし、凄いものです。
「痛かったら手を上げてください。ほんとっ、我慢しないであげてください」
隣から聞こえます。
あげる人はすぐあげますね。
私は、あげることはほぼないです。
我慢しきります。
損、なのかなー。
そこの歯科が何故か基本、居酒屋ノリのところ、なんですよね。
「17:00予約の○○医師の患者さんいらっしゃいました」
受付でいちいちお姉さんが言う。
「お大事に」
受付のお姉さんが言うと診察してる歯科医まで
「お大事に」
いちいち復唱する。
一丸となって現状を把握すると言えばそういうやり方なんでしょうが、かなり面倒じゃない?
私があるコーヒーチェーン店のアルバイトをしてた頃、お客様が来ると、どこにいても(店の中ね、休憩室はさすがに別)
「いらっしゃいませー」
と言わないといけなかったんですね。
これが邪魔臭くてですね。
洗い場がオープンで店から見えるんですが、ここが1番オーダーを取るカウンターから遠いんですよ。それでも
「いらっしゃいませー」
と、遠いからなおのこと大声で言わないといけなくて、手もとの食器も洗わないといけなくて、なにがいやってこれが嫌だった。
それを思わず思い出しました。
立場が変わってお客様だったり、患者さんだったりするとほっと安心するんでしょうが、私が言う立場の時は嫌だった(笑)
そんなことを思い出しました。
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