男×男、男×女

　刑事物って言うと、少し異色なんですが、『三毛猫ホームズ』シリーズがあります。
　言わずと知れた作家は赤川次郎さんです。

　正直好きかと問われれば好きではない。
　読んでるんですけどね。

　猫が、っていう異色性はそんなに好きじゃない。

　ミステリーと猫は合いますけどね。
　何度か映像化もされていて、それを観たりもしてますが、やはりイマイチ好きとは言えない。
　意外と深い人間ドラマもあったりするんですけどね。

　しかし一般的にはファンは多いです。
　捉えて話さない何かがあるんですよね。

　赤川さんの作品の刑事物としては夫が泥棒で妻が刑事のシリーズか、幽霊シリーズ（女子大生とうだつの上がらない警部の組み合わせ）が好きです。

　私という人間性が良く出てると言えます。
　
　幽霊シリーズは一時期よく土曜ワイド劇場で放送されていたようにも思いますが・・・。
　夫が泥棒で・・・って方は１度ドラマになっただけのような気がします。

　このドラマ化と言うのは、やはりファンの期待を背負ってだから難しいものがあります。別にしてくれーと言いません。
　でも続きは読みたいなって、思う。
　出てるのかな。
　イマイチ、判らない。

　でもここらはいわゆるミステリー物の組み合わせとしては黄金のパターンを含んでいる。
　男×男、男×女。年齢差やキャラの組み合わせはそれぞれの作品によって分かれるのでしょうが、これがパターンとしては定着してる。

　女×女って言うのはね、扱う事件が限られてくるから・・・ミステリーといえどやはり推理シーンが出て来ると女性同士ってそこが難しいと思う。

　実は映像になった時、この推理を物を使ったりして説明するのは大変だと思うのですよ。
　文章だと伏せ線張って、それを解いていくシーンを作ってって作業になる。
　これって実は違う作業だと思う。神経の使いどころって言うのかな。それぞれそれを見せるのがミステリー物の醍醐味でしょうから。
　いかに成程！と思ってもらうかが鍵になる。

　女×女のこれは、実は難しいことのように思う。
　
　普通に話してても女性同士って話が脱線するんですよ。
　それが男女コンビだと伏せ線を張る場合、２人の会話がいい脱線の仕方を醸し出したりして、伏せ線を張る際のいい誤魔化しの方法として使える。
　けど、女性同士だともしかして本当にこのまま脱線していくんじゃないか？って気がする。

　あんまり実際の所、このパターンは知らない。

　この世にいるのは男と女だから、男女の組み合わせがベストかも知れないけど。

　男×男の組み合わせは成立してるんだから・・・。

　使いどころの問題かな。

　だから、ここへ猫が入ってくるのも・・・実は大変なんだと思いますよ。
　口聞けないからね。

　それぞれ皆様工夫なさってると言えばそうなんですが。

　・・・勉強しよう・・・。

私の相棒は、誰？

　『相棒』観てみた。

　うーん。もう、右京さん１人でいいんじゃない？その都度、相棒は入れ替え制で・・・。

　この形式に慣れた、かも。

　刑事物の場合、偏屈な警部と血気盛んな若手刑事（『相棒』はまさにこれパターンですね。）
　癖のある若手刑事、もしくはくたびれた中年警部に若い女の子がつく。
　稀に出るのが女性上司に若手の男の刑事、女の刑事がつく。

　パターンとしてはこんな感じで、それでも１番、定着しやすいのは男２人か、中年刑事に若い女の子パターンかなぁと思う。

　『相棒』は男×男パターンで続けて行く気でしょうか。
　
　扱う事件の内容によって、その組み合わせは変るでしょうから、社会派ネタが多い『相棒』としては女の子を入れるというのは・・・あくまで脇でそこがちょっと息抜きシーンとか、犯人や被害者としてその心境を吐露する役回りとしてはいいんでしょう。
　けれど相棒として妙にちゃらちゃらしたキャラなら右京さんと噛みあわないし、しっかりしたキャラでも右京さんの堅さが全面に出すぎてしまう恐れもある。

　男×男がいいんでしょうかねぇ。

　右京さんが極端な頭脳派であることを考えれば、頭脳派は合わせられないし、そうすると亀山刑事みたいな体力単純キャラがハマったんだけど。
　
　それ以外とすると・・・。
　扱う事件ネタを少し変えていくとか・・・。

　でも亀山刑事が去ってからの右京さんはかなり人間的に丸くなってる気がするけどね。それを成長ととるのか。
　キャラが成長するドラマでもあるんだ。

　主役級のキャラが変ると言うのは難しいですね。　
　その難しいことに挑戦しているんだ。

　今って、波に乗ってる時に先を見通して次の戦略に移るのが普通になってきてますね。
　前はくだりを感じてからだったのに。

　それだけ学んで賢くなっているのか。
　けれど波に乗ってる時の変革もまた反響が大きい分リスクも高いと改めて思います。

もう春クールだ

　ドラマのクールは早いですが、既に春からの新番組のＣＭが流れ始めてるのにはびっくりです。

　春なんだ・・・。
　１人季節において行かれてる。
　人の方がよほど気持ちを切り替えるのが下手です。
　季節は巡ってシーンはすっかり変ってるのに、何クール前に起こったドラマにこだわっている？という感じです。

　福岡で既に桜も咲いたというしな。
　春じゃないか。

　本日は雨模様です。昨日からニュースでそんなことを言っていたので、当たったな。

　意味もなく雨の日は憂鬱になります。
　そうでない時もあるんだけど、今日は何となく家籠もりしてたいかも。

　春なのに、雨～。
　今、窓の外を覗いたら上がってはいたみたい。

　風は強いって話ですね。

　春の嵐か～。

　ちょっとだけ私の心の中も春の嵐だ～。

　別に深い意味はないけど。
　どっちかって言うと数日来の嵐が収まりかけているのかな。最後に様子を見てるって感じかも知れない。
　
　良いことが来る前触れだといいのに。
　

ファン・ジニ ～師匠に勝つ弟子～

　私が注目してる他のドラマとして『ファン・ジニ』があります。
　最近でこそ興味のある展開と違ってきてますが、凄いことになっている。

　ヒロイン、チニ（後の芸名ってことでしょうか、ミョンオゥルとも呼ばれている）が群舞を舞うことでみんなと呼吸を合わせる、みんなの心を読むって展開は良かった。
　
　しかしー、師匠が作り上げた鶴の舞の欠点を指摘し、それを思いあがったキーセン（踊り子ということですね）の技をひけらかしただけのものと追い討ちをかける辺りは・・・いいの～？と思ってしまいました。
　
　韓国の方が目上を敬うって習慣として強くありません？その師匠をですよ、あなたが生涯をかけて作ったものは価値のないものと切り捨てる弟子。
　ありですか？

　怖い～。

　最終的に共に作り直してくれと頭を下げる師匠に「じゃ謝って」と迫ります。師匠のせいで生命を落とした初恋の青年に謝ってくれと屈服させる。

　ありなんだ～。
　奥が深かったなぁ。そういうのってありなんだ・・・。

　そんなこんなが原因で師匠は生命を落とす状態に陥ってヒロインは再び深い苦悩に飲み込まれていくのですが・・・。

　踊り手・・・って所から注目し始めたドラマですが、深いストーリーになっている。
　しかしついていけるだろうか？

　師匠を越える弟子の話と言うのはあると思いますが、こういう形で屈服させるというのは・・・。
　踊り子だから？女だけの世界だから？

　かなり気になる。しかし怖いドラマです。