きづきCafé【きづきリハビリ訪問看護ステーション】

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私の進化論

2015-10-05 10:14:37 | きづきリハビリ訪問看護ステーション

秋の雲がキレイにみえるようになってきましたね。訪問移動中も気持ちいい陽気になりました。ダイエットママナースです。

今回は、「自分自身が変わること」についてお話ししたいと思います。

ダーウィンの進化論に「力が強い者が生き残るのではなく、環境に変化できる者が生き残るんだ」という内容の文章があります。

……11年前私が長男を妊娠中、夫に「お風呂そうじ」をお願いしました。すると快く返事をしてやってくれました。しかし、洗い場を見ると髪の毛や、石鹸カスが……??よく聞いてみると、夫は『浴槽をそうじ』する事が『お風呂そうじ』だったので、洗い場までは頭になかったのです。

まぁその当時は腹が立つやら、頭にくるやらでイライラ!「それじゃ風呂掃除にならないじゃない!知らないの?」と言ってしまいました。それ以来、夫との考え方の違いや捉え方の違いでケンカが絶えませんでした。

なんでこうもケンカが絶えないのか!なんで夫に対してイライラするのか!何か原因があるはず!

私が完璧なのです!でも自分はまだまだだと思っているから、私よりできない人を責めたくなる!私ができるのに、なんでできないの?!なんて……。

しかし、夫にしてみれば、何故私が怒っているのか?ちゃんと「風呂掃除」したのに……なのです。

自分ができるからと言って、必ずしも自分以外の人もできるとは限りません。育った環境も違うのですから当然です。言葉では分かっていたつもりでも、実際は気づいていなかったのです。こんな当たり前な事に……

何かしら自分の意志が伝わらないのであれば、伝わるように言い換えなければなりません。その人を傷付けないように、その人を責めないように、お互い気を使わないように気を使う言い方……。必ずあるはずです!

あの時私が「今、お腹が大きいから洗い場も掃除してくれると助かる!」と言っていれば、夫はきっと気分よくやってくれたでしょう。あの頃私は「妊娠中の私にもっと気を使ってほしい」が本音だったのです。

これでは根本的に問題点が違います。本当はどうしてほしいのか、自分がどうしたいのか、口で言わなければ相手には伝わらないのです。

私自身が変わらなければ、気分よく過ごせないのだと気づきました!……とは言うものの実は今でも悪戦苦闘しているのが事実……私の進化論はまだまだ続きそうです……。

ある日、夫の母にこの事を話し「あの時パパを傷付けた言い方しちゃったなぁ。」と言ったら、返ってきた言葉は「アハハ(笑)、馬鹿とハサミは使いようよ!(笑)」……。そうか!ありがとう!お義母さん!

こんな家族のバックアップで、今日も元気に訪問行って参ります!