きづきCafé【きづきリハビリ訪問看護ステーション】

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冬の身近な危険 ~低温やけど~

2013-11-29 08:30:00 | きづきリハビリ訪問看護ステーション
寒い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしですか?
それぞれ防寒対策をされていると思いますが、就寝時に湯たんぽを使用している方はいらっしゃいますか?私は頻繁に使用していますが、気を付けないと「低温やけど」になってしまいますよ~。
ということで冬に起こりやすい身近な危険というタイトルで、今日は「低温やけど」についてまとめてみました。

低温やけどは、湯たんぽ等のような暖かく感じる温度のものに長時間皮膚が接触することで紅斑、水泡等の症状を起こすやけどのことです。60℃で5秒程度、50℃で3分程度、44℃で6~10時間で皮膚が損傷を受けるといわれています。特に、感覚障害や運動麻痺がある方、糖尿病で手足の循環が悪い方、皮膚の薄い高齢者などは低温やけどをしやすいようです。
参考文献:『低温やけどについて』山田幸生 「製品と安全」(第72号)


低温やけどの場合、受傷後の早い時期には浅いやけどのように見えても、時間が経過するにつれて皮膚の内部や皮下脂肪などが壊死し、深いやけど(重度)になってしまうことがあります。
そのため、体温より温かいものに長時間体が触れ続けることでやけどをするため、湯たんぽ等を使う際には、体から離し、皮膚に触れていない状態にすることが必要です。

是非、ご参考にしてください。

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