遠洋航海実習の26日目。
明日の帰港を前に、この日の午前中は、排熱クーラーという活餌イワシ水槽の水温冷却用機器の掃除をしました。
約一ヶ月間、しっかりと働いてくれたおかげで、漁場調査のカツオ一本釣りでは活きの良いイワシを使うことができました。
午後からは、前々から準備していた水高の専攻科生との合同課業がありました。
水産高校でも、ロープワークや刺し継ぎの実習はやるそうですが、学園での実習時間には遠く及びません。
このため、学園生が先生となって、専攻科生に教える課業をしたようですが、他人に教えることの難しさがわかったようです。
学園の先生方は、どういう授業や実習をしたらあきず、あきらめず、生徒がよく理解して取り組んでもらえるか、常々考えています。
こうした日々の努力や工夫が、生徒の質を高めていくことにつながっています。
航海はこの日で最後となりますが、入港後も水揚げや船内清掃など、まだやることが残っています。
航海最終日の晩餐として、この日の夕食はごちそうメニューでした。
また一つ、この実習の思い出ができたようです。
なお、焼津港への帰港は、15日午前9時から10時(入港予定)に変更となりました。
主直の生徒(当番)から送られてきた日誌の内容は、下記の通りです。
【実習・課業の具体的な内容】
排熱クーラー掃除、合同課業(ロープワーク、刺し継ぎ)
【感想(一日を振り返り、学んだこと、感じたこと)】
「今日は、朝から排熱クーラーの清掃があった。
清掃はメインデッキで行われ、大量の金属製の板が自分達の前に運び込まれた。
自分達は運び込まれたその板をブラシで磨くという作業を任された。
錆や汚れがすごく、なかなか落ちないため、とても大変な作業であった。
昼からは、専攻科と合同で課業を行った。
内容は、学園の方から専攻科にロープワーク及び刺し継ぎを紹介するものだった。
今回の課業で、人の前に立ち何かを教える事がいかに大変かを理解した。
さらに、自分は司会を務めていたため、全体をまとめる事のむずかしさもわかった。
普段自分達をまとめてくれている先生方は、もっと苦労しているのだなと思う。
明日はいよいよ焼津港に入港する。入港を目前に周りもソワソワしている。
そんな中で食べる晩御飯のステーキは最高であった。」
※ 学園の見学説明会の申し込みを随時受け付けております。
漁師になることを考えている方、学園に興味のある方の来園をお待ちしています。
オンライン(「Zoom」)による説明も可能です。
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※ 中学卒業生以上(見込みを含む)を対象とした、一般入試前期試験の願書受付が12月23日(木)から始まります。
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