静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

ニジマス養殖と富士山世界遺産センター見学

2023年10月10日 08時30分00秒 | 研修・見学
10月10日 火曜日
10月も第2週に入りました。週末にはいよいよ海技士の定期試験が始まりますので、生徒達は試験勉強の追い込みで夜も自主学習に精を出しています(いるはず)。ブログの方は、先々週と先週に富士宮地区および浜松地区の施設見学がありましたので、その様子を紹介します。
まずは9月末に実施した富士宮地区の施設見学です。最初に行ったのは、富士宮市の冨士山本宮浅間大社近くにある静岡県富士山世界遺産センターです。ここの施設は、建物内をらせん状に上りながら富士山のことが勉強できるようになっており、ちょっとした登山の雰囲気も楽しめる工夫がされています。

一番上の展望ホールからは頂上部分だけ雲をかぶった富士山の姿が眺められました。
その後、県水産・海洋技術研究所富士養鱒場に移動しました。普及指導員の方に、場内施設を案内していただき、本県のニジマス養殖について教えていただきました。


本県のニジマス養殖生産量は全国1位です。なかでも富士宮市は養鱒(ようそん)が盛んな地域で市の魚が「ニジマス」に制定されています。富士山の麓に湧く湧水が、冷たくて清麗な水を好むニジマスの養殖に適していると考えた静岡県が、富士宮市に富士養鱒場を開設したのが今から90年前です。翌年には民間の養鱒場が開設され、以来富士養鱒場は、養殖に必要な種卵、種苗の供給と鱒類の養殖研究、技術指導に努めてきました。現在は、種苗生産部門は漁協に委託しており、県は試験研究と技術指導に当たっています。


県外出身の生徒の中には、富士山を近くで見たのが初めてで良かったとか、漁師の卵としての血が騒いだのか、あんな大きな鱒を釣ってみたいといった感想もありました。静岡県には、海だけで無く様々な水産業があることを知った研修になったと思います。

週末見学会の参加者を募集中です。次回開催日は10月28日(土)です。見学会の詳細はこちらをご覧ください。 https://gyogaku.com/setsumei/



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