6月17日
今日は、水産・海洋技術研究所で研究を担当する職員を講師に招き、水産物の利用加工としらす漁業についての授業を行いました。
〇 水産物の利用加工
静岡県は、漁業が盛んな県であるとともに、水産加工業も盛んな県です。
かつお缶詰、まぐろ類缶詰、アジの干物などは、生産量が全国1位となっています。2位以下についても、かつお節、さば節、しらす干など、皆様の食生活に身近な品目があります。
講師の山内さんから、静岡県で生産される水産加工品についての紹介、水産物は加工品の種類がなぜ多いのかなど、詳しく講義していただきました。
漁業で獲られた水産物の豊富な利用形態を真剣に聞いています。
〇 しらす漁業
「しらす」とは、いわし類の子ども以外にも、うなぎ(しらすうなぎ)、あゆ(しらすあゆ)など、白くて透明な魚の子どもを指す言葉です。一般に、しらす漁業という場合には、いわし類のしらすを漁獲する漁業となります。
静岡県は、しらす漁業が盛んな県です。漁獲量は、兵庫県、愛知県に次ぎ全国3位となっています。
講師の岡田さんから、静岡県で漁獲されるしらすの多くは「かたくちいわしの子ども(かたくちしらす)」であること、静岡県沿岸には黒潮に乗って来遊すること、船びき網漁業で漁獲されていることなど、いわし類の生物学的な特徴や漁獲方法などの講義を受けました。
それ以外にも、しらすのブランド化の取組など、漁業者が漁獲物の価値の向上を目指している事例なども紹介していただきました。
山内さん、岡田さん、ありがとうございました。
漁獲物の付加価値向上のお話は、漁業の未来を背負う若者にとって重要なヒントが詰まっていたと考えています。生徒諸君にとって有意義な時間でした。
午後は水泳訓練です。
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