静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

遠泳大会

2017年07月13日 09時50分26秒 | 実習

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。

水泳練習のフィニッシュ!は海での遠泳です。
大事なのは足がつかない海に落ちてもパニックにならず浮くことができるかです。
なので、長い距離を泳げることよりも「簡単に溺れない」自信を持つためにやっています。
水の中で足がつかないことでパニックになる人は珍しくないですからね。

安全で足がつかない水泳場所はなかなかありません。
学園では漁協などに了解をもらい、沼津市の戸田港に行っています。
港内ですが、海の水はきれいです。
海水浴場の御浜海岸をスタート、対岸までの折り返しの約2kmを泳ぎます。

船の出入りは少ないですが、安全のためにボート2隻で監視です。
その1隻に私が乗りました。
(ペンキ塗りたてで、ズボンの尻が青くなっていました。とほほ。)

泳ぐ技術が低い順に赤・黄・白の帽子をかぶりグループになります。
それぞれに、監視スタッフが平泳します。
ゴールが同じになるように、時間差をつけて赤帽からスタートです。
泳ぐのが危うい人は補助具をつけています。

遠泳中は頭しか水の上にないので、写真が地味ですいません。

ボートで近くにいき、カメラを向けると、こんなポーズをする余裕はありました。

見学の1名を除き、全員が完泳しました。

このあと、同じ沼津の内浦に、海面養殖業の話しを聞きに行きました。
続きは明日。 

8月19、20日は模擬授業も体験できるオープンキャンパスを行います。
事前に申し込みが必要です。
詳しくはホームページをご覧ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/harunokengakukai.html
お問い合わせ、お申し込みは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp


 園長のつぶやき
世の話題の中心人物と言えば将棋の藤井聡太四段ですね。
昨日は大相撲名古屋場所観戦がテレビニュースでも報じられていました。
我々の生徒より若い方ですが大したもんです。
そこで、思ったこと。
藤井さんも、ここまで注目されてしまうと行動の制限があるでしょう。
日曜日に映画...とは思わないかも知れませんが、
「ちょっとコンビニや本屋に買い物」
と言うことも難しいかも知れません。
漁師も行動は制限されます。
特に遠洋漁業では船の上の長い生活。コンビニも本屋もありません。
でも、藤井さんも漁師も好きな仕事を選んだ結果なのは同じです。
プロ棋士も漁師も、その人しか分からない価値ある生活を送っているのだと思います。
漁師を目指す学園の生徒にも藤井さんに負けない精進を期待します。
幹部漁船員を目指しているんですからね!

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