静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

ミクロネシア研修生わかたか実習

2019年09月13日 09時00分00秒 | 実習

生徒が一海特講習を行っている間に、ミクロネシア研修生がわかたか実習を行いました。


港を出るときに焼津では珍しいキンメダイの底建て漁船がいました。
ドック入りで来たようで、卒業生が手を振ってくれたようです。
ごめん、気がつかなかった・・・

港を出ると、操船練習。
一緒に乗船した、水産振興課の職員と、インターンシップの大学生もやってみました。
ちょっと写真では分かりませんが、風が吹いていて立っているのも大変な状況。
二人とも船酔いもせずに楽しそうに操船でした。


続いて研修生。
船の装備を説明し、操船をやってみました。


そしてブラン手繰りの実習。
彼らが乗るのはカツオ一本釣り漁船ですが、なにごとも経験です。
毎度のことですが、器用にこなしていました。


Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
10月のAO入試をお考えの方は、なるべく早く見学をしてください!
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.ryoushi.jp/regional/22/post_192.html
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/r1-opencampus.html

 園長のつぶやき
私が学生のころ、インターンシップをするのは医学部くらいでした。
今はすっかり定着して、卒業単位になる場合もあるそうです。
ところで、漁業の世界にもインターンシップを取り入れたらどうでしょう?って思うんです。

例えば遠洋マグロ漁船。
乗ったら半年か一年、帰ってくることができません。
だから、もっと短い一ヶ月くらいで体験できたらと思います。
マグロ漁船へ就職するハードルがぐっと下がるのではないでしょうか?

でも、これを業界の人に言うとですね
「うーん・・・・・」
必要性は理解してもらえても、船の運用上、簡単でないと言うことです。
通常は一ヶ月で寄港しないことが一番の問題。
でも、今のままではマグロ漁船への希望者は簡単に増えません。
マグロはえ縄漁船のインターンシップをやってくれるのなら
学園の生徒も「実習船やいづ」で行う遠洋航海実習の代わりに参加させたいと思っています。
学園生で寮生活を経験しても、半年以上の漁船生活はなかなかのプレッシャーです。
マグロ船を希望している生徒には、ぜひ実際のマグロ船での生活を経験させたいんですね。

漁業会社単独では難しいかも知れません。
しかし、マグロはえ縄漁船の人材難は業界全体の大問題。
今こそ、全国の漁業会社が協力して若者を呼び込むことが必要ではないでしょうか?

コメント
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